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長崎くんち

長崎くんちとは?歴史と意味・由来 掛け声、龍踊り(じゃおどり)

投稿日:2015年8月9日 更新日:

長崎くんちは異文化の影響を受けた、
エキゾチックな祭礼です。
 

長崎くんちの歴史や由来は?

独特の掛け声の意味は?

龍踊り(じゃおどり)って何?
 

など、長崎くんちについて
まとめました。

 

 

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長崎くんちとは?歴史と意味・由来


 

長崎くんち(長崎おくんち)は
長崎県長崎市・諏訪神社の秋季大祭で、

毎年10月7日~9日の3日間開催され、

国の重要無形民俗文化財

に指定されています。

 

寛永11年(1634年)、
時の長崎奉行・榊原飛騨守により、

キリシタン弾圧のために
はじめられた神事で、
 

高尾と音羽という二人の遊女が
諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したことが

「長崎くんち」の起源だとされています。

 

380年もの伝統ある行事なんですね!

 

龍踊(じゃおどり)・太鼓山(コッコデショ)・

阿蘭陀万才(おらんだまんざい)・

御朱印船(ごしゅいんせん)
 

などの奉納踊が名物で、
 

傘鉾や山車(だんじり)太鼓山など、
京都・祇園祭を思わせるようなものもあります。

 

 

ところで、長崎くんちの”くんち”って、
どういう意味かご存知ですか?

 

”くんち”とは、
九州北部地方の方言で、

9日(くにち)のことを
指すんだそうです。

 

長崎くんちは旧暦9月7日と
9日に行われていたので、

”くんち”と呼ぶようになったのが
由来だと言われています。

 

漢字では”宮日” ”供日”などと
書く場合もあるようですね。

 

”おくんち”と呼ぶ人もいるようですが、

これは諏訪神社への敬意を表し
”お”をつけるんだそうです。

 

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長崎くんち2019のスケジュール 今年の踊り町は?見どころと楽しみ方

 

 

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長崎くんちの掛け声

 

長崎くんちには独特の掛け声があります。

 

 

モッテコーイ:
 

アンコールの意味で用いられる掛け声。
 

演目を終えて一度退場した曳物などを呼び戻す
「もう一度持って来い」という意味だと
言われています。

 

 

ショモーヤレ:
 

アンコールを意味する掛け声だが、踊りなどに
用いられ、モッテコーイとは区別されています。
 

意味は「所望するからもう一度やれ」
だと言われています。

 

 

フトーマワレ:
 

方言で、大きいことを太いということから、
傘鉾が回るときに、

「大きく回れ」という意味で
用いられる掛け声。

 

 

ヨイヤー:
 

傘鉾が見事に回った時に掛けられる掛け声。

 

 

長崎くんちの龍踊り(じゃおどり)とは?

 

龍踊り(じゃおどり)は、数千年前の中国で、
雨乞いの儀式として行われていたものが
起源だといわれています。

 

龍が玉を飲み込むことによって、
雨を降らせる、と信じられていました。

 

日本では、長崎の唐人屋敷の中で
毎年一月十五日に行われていましたが、

隣接する長崎市本籠町の町民が唐人達に習い、
長崎くんちの奉納踊となりました。

 

年を経るごとにその踊りの技量が増し、
日本独特の巧妙な踊りとなり、

国の重要無形民俗文化財に
指定されるに至っています。

 

玉使い・龍衆・囃子方・皺鼓・小鉦で構成され、

交代の人も含めると、龍一頭・80名ほどの人で
構成されているんだそうです。

 

現在では、籠町、諏訪町、筑後町、五嶋町が
奉納しており、

ほぼ毎年、長崎くんちで見ることができます。

 

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