りゅう座流星群2018年の情報です。
どの流星群にもいえることですが、
活動期間は毎年だいたい決まっています。
でも、ピーク(極大)の日時は微妙に変化します。
なので、観測する際は、
その年の情報をチェックしてからに
してくださいね!
さて、今年のりゅう座流星群のピークや
観測条件はどんな感じなんでしょうか?
りゅう座流星群2018年の方角と放射点
りゅう座流星群は正式名称を
”10月りゅう座流星群” といい、
母天体であるジャコビニ・ツィナー彗星の名をとって
ジャコビニ流星群と呼ばれることもあります。
なぜ、”10月”とわざわざ付いているかというと、
しぶんぎ座流星群(1月:年間三大流星群の一つ)も、
りゅう座に放射点を持っていて、それと区別するためなんです。
さて、りゅう座流星群2018年の方角と放射点ですが、
今年に限らず、これは毎年同じです^^;
りゅう座流星群の放射点(輻射点)は
10月頃なら北西から北の空を探してみてください。
ただし、高度が低いので、視界が開けたところでないと
ちょっと見えにくいかもしれません。
でも、流星は全天に流れるので、
放射点の観測という目的が無いのでしたら
どこを向いていても大丈夫ですよ!
りゅう座流星群2018年のピーク(極大)と見頃はいつ?
りゅう座流星群の出現期間は
10月6日頃~10日頃と大変短いです。
ピーク(極大)は年によって微妙に違い、
今年(2018年)は
10月9日(火) 午前9時ごろ となっています。
日が昇ってしまっているので
ピーク時ちょうどに肉眼で観測は出来ません。
なので、見頃は
10月8日(月)日没~翌9日明け方まで
となります。
2018年10月8日は、ほぼ新月なので、
月明かりに邪魔されず、観測条件はとても良いです。
ただ、出現数が1時間に数個程度と
おとなしい流星群なので、
観測できるかどうかは微妙なところですね^^;
りゅう座流星群は、母天体である
ジャコビニ・ツィナー彗星の軌道の関係から、
約13年ごとに活発化する可能性があります。
次に期待がかかっているのは
2025年あたりだといわれています。
出現はとても気まぐれな流星群ですが、
突発出現を見せることもあるので、
目が離せない流星群ですよね!
りゅう座の神話
りゅう座の神話には諸説あるのですが、
一般的に語られているのは、
ヘスペリデスの庭の黄金のリンゴの木を守る竜
のことだといわれています。
この竜は、ギリシャ神話の英雄・ヘラクレスの
12の冒険の一つに関わっています。
神々の王ゼウスは、女神ヘラとの結婚祝いに
大地の女神・ガイアより黄金のリンゴの木を
贈られました。
ゼウスはこの木を巨人アトラスの娘たちである
ヘスペリデス姉妹に預けます。
そして、ヘスペリデス姉妹はヘスペリデスの園で
その木を一匹の竜に守らせ、大切に育てました。
ヘラクレスは、エウリステウス王から、
この黄金のリンゴの木の実を取ってくるよう命令され、
ヘスペリデス姉妹の父親であるアトラスの元に
たどり着きます。
そして、ヘラクレスがアトラスに替わって
天を支えている間に、アトラスが
黄金のリンゴの実を取ってくることになりました。
アトラスは居眠りをしていた竜の隙をついて
リンゴを手に入れ、ヘラクレスに渡し、
ヘラクレスは無事にリンゴを持ち帰ることができました。
これがヘラクレスの12の冒険のうち、
11番目の冒険の話で、他に
ヘラクレスが竜を直接倒した、という説もあります。
いずれにせよ、黄金のリンゴの木を忠実に守っていた
その功績が評価され、ゼウスによって天に上げられ、
りゅう座になった、といわれています。
まとめ
10月りゅう座流星群は、流星の速度が遅く、
ゆっくりフワッと流れるのが特徴です。
ゆっくりといっても、流れ星なので一瞬ですよ!
他の流星比で、という意味です^^
今年は活発な活動はないかもしれませんが、
何せきまぐれなので^^;
何が起こるかはわかりません^^
素敵な流星が見られるといいですね!