節分の恵方巻きで話題になる
恵方って、
誰が、どうやって
決めているんでしょうか?
とっても複雑な算出方法が
あるのかと思いきや、
意外と単純な方法で
わかるんですよ!
恵方はどうやって決まるの?今年・2020年の方角は?
恵方とは、歳徳神
(としとくじん:その年の福を司る神さま)
がおられる方向で、
別名:明の方(あきのかた)吉方ともいい、
毎年変わる吉方位です。
2020年(令和2年)の恵方は”西南西”です。
その年一年間は、何かを行う時、
恵方を向いて行うと上手くいく、
また、恵方に向かって出かけると
吉と言われています。
今では少なくなりましたが、
初詣は恵方の方角にある寺社に行く
”恵方参り”
をする人もいますね。
恵方はその年の十干(じっかん)
によって決まります。
十干とは、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
の十種類からなり、
読み方は
甲 こう きのえ
乙 おつ きのと
丙 へい ひのえ
丁 てい ひのと
戊 ぼ つちのえ
己 き つちのと
庚 こう かのえ
辛 しん かのと
壬 じん みずのえ
癸 き みずのと
”丙午:ひのえ うま”や ”甲子:きのえ ね”など、
一度は耳にしたことがあると思います。
ちなみに、十二支と十干を合わせて
60年で一周したのが”還暦”です。
60年で生まれた年の十干十二支に還る、
という意味ですね。
恵方は誰が決める?どうやって決まるの?
恵方はかなり複雑な決め方を
しているように思われますが、
実は、
西南西・南南東・北北西・東北東
の、4パターンしかありません。
さらに、その年の下一桁を見ると、
どの方角が恵方になるのかがわかるんです。
下一桁 方 角
0と5 | 庚の方 | 西南西 |
1と6 | 丙の方 | 南南東 |
2と7 | 壬の方 | 北北西 |
3と8 | 丙の方 | 南南東 |
4と9 | 甲の方 | 東北東 |
2020年は、下一桁が”0”なので、
恵方は西南西です。
2020年以降、
2021年は南南東
2022年は北北西
2023年は南南東
2024年は東北東 ・・・
と続いていきます。
恵方は中国の陰陽道に基づく考え方で、
その方角は現在の方角より、
時計回りに少しだけずれています。
なので、2020年でいうと、西南西に向かって、
やや右にずらした方向が、正確な恵方です。
まとめ
恵方の厳密な方角は、
今の方角より少しずれていますが、
恵方巻きを食べるときは
そんなに気にしなくてもいいですよ!
・恵方巻きは一人1本ずつ
・包丁を入れずに丸かぶり
・黙って食べる
など、独特のルールがありますが、
大体そちらの方向を向いて、
というくらいで大丈夫です。
恵方巻きの食べ方について、
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
↓
恵方巻きの食べ方のルールと理由、黙って食べる?笑って食べる?
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