お月見は、文字通り月を愛でる行事ですが、
その由来や意味ってご存知ですか?
今年(2015年)のお月見の日にちはいつ?
お月見は二回行うってホント?
など、お月見に関する疑問をまとめました^^
お月見の由来や意味
お月見とは、旧暦の8月15日に満月を鑑賞し、
楽しむことで”観月”ともいわれます。
この日に月見団子や里芋、ススキなどをお供えして
月を眺めます。
お月見のお供え物については
こちらの記事をご参照ください^^
↓ ↓
お月見のお供え物の意味と由来 団子や果物、ススキ、里芋・・・
旧暦8月15日の月(お月見の日の月)を”八月十五夜の月”
”中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)”
といいますね^^
でも、”仲秋の名月”と書かれているのも
お目にされたことがあるかと思いますが、
両者はどう違うんでしょうか?
”仲秋” とは、旧暦8月全体を指す言葉で、
対して ”中秋” とは、秋の中日を指す言葉、
すなわち旧暦8月15日のみを指す言葉なので、
お月見の日の月を指す表現としては
”中秋の名月”のほうが適切 ですね^^
お月見は中国に由来する行事で、平安時代頃には
貴族などが観月の宴や舟遊びを行っていました。
当時は直接月を見るのではなく、池の水面や
杯などに映る月を愛でていたそうです。
実に日本らしくて風流な楽しみ方ですね^^
中秋の名月が雲に隠れて見えないことを”無月”
雨で見えない時は”雨月”といって、
たとえ月そのものが見えなくても、その風情を
楽しむ風習は、古来より受け継がれてきたもの
なんでしょうね^^
お月見2015年の二回(十五夜と十三夜)の日にちはいつ?
お月見の日は毎年決まってはいません。
これは、旧歴は新暦(現在の太陽暦:グレゴリオ暦)
とは違い、月の満ち欠けで日付を決めていたためです。
今年(2015年)の旧暦8月15日は、9月27日(日)です。
ちなみに、来年(2016年:平成28年)は9月15日、
去年(2014年:平成26年)は9月8日でした。
そして、意外なことに、お月見の日は
必ず満月と重なるとは限らないようなんです!
今年(2015年)の中秋の名月の日は9月27日ですが、
満月は翌9月28日です。
ちなみに、来年(2016年:平成28年)の
中秋の名月の日は9月15日で満月は9月17日、
去年(2014年:平成26年)の中秋の名月の日は
9月8日で満月は9月9日でした。
なので、旧暦8月15日前後でお月見をすれば良い、
ということですね^^
また、日本独自の風習として、二回お月見を行う
習慣があります。
二回目のお月見は旧暦9月13日に行うことから、
この日の月を”九月十三夜の月” ”後の月”また、
大豆や栗をお供えすることから”豆名月” ”栗名月”
とも呼ばれています。
今年(2015年)の後の月は、10月25日(日)です。
ちなみに、来年(2016年:平成28年)は10月13日、
去年(2014年:平成26年)は10月6日でした。
十五夜または十三夜の片方しか観ないことを
”片見月”といって、縁起が悪いとされていました。
まとめ
最近ではお供え物をしてお月見をする家庭も
少なくなりましたね・・・
風情ある古来よりの風習を、なるべく後世に
伝えていきたいものですね^^