2018年のうしかい座流星群の情報です。
出現期間や今年の観測条件、
極大(ピーク)時刻や方角、
うしかい座一等星のアークトゥルスと
二等星イプシロンについて など、
うしかい座とうしかい座流星群について
まとめました。
うしかい座流星群2018年の時間と場所・方角等
うしかい座流星群は、正式名称を、
”6月うしかい座流星群”といい、
通常はほんとに規模が小さい流星群なんですが、
1998年と2004年に活発な活動を見せています。
※1998年は50~100程度、2004年は30~50程度出現
火球も観測された。
どの流星群もそうなんですが、
予期せぬ突発出現を見せてくれることがあるので、
規模が小さいと言われている流星群でも、いつも、
「今年は、もしかして!」
という期待を持ってしまいます^^
流星の流れる速度が遅いのも、
うしかい座流星群の特徴で、
見つけられれば願い事をするチャンスかも!
さて、今年(2018年)のうしかい座流星群の情報です。
出現期間 : 6月20日過ぎ~7月上旬(2日ごろ)まで
極大日 : 6月28日 午前1時ごろ
うしかい座流星群の方角についてですが、
流星は、放射点から全天に流れるので、
基本、どこを向いていても構いません。
(どの流星群でも同じです)
※放射点:輻射点ともいい、
ここを中心に流星が出てくるように見える点
ただ、街灯や月明かりを、なるべく
避けるようにすると見つけやすくなります。
母天体はポンス・ヴィネッケ彗星といわれています。
今年はちょうど満月にあたるので、残念ながら、
月明かりに邪魔されて、観測条件は良くありません。
余談ですが、6月の満月をストロベリームーンと言うそうで、
ちょうどこの日(2018年6月28日)がそうなんですね。
見ると恋愛運がUPする、
などと言われているようですが・・・
ストロベリームーンについては、
もしご興味があれば、こちらの記事をご覧ください^^
↓ ↓
うしかい座の一等星アークトゥルスとイプシロン(2等星)
うしかい座は、日本では春から初夏にかけて
観測できる星座です。
α星はアークトゥルス(アルクトゥルス)で、
うしかい座の中で最も明るい一等星です。
日本では、麦刈りを行う時期に観測されることから
”麦星””麦刈星”などとも呼ばれています。
おとめ座のスピカ・しし座のデネボラと、
アークトゥルスを結ぶときれいな正三角形ができ、
春の大三角と呼ばれています。
また、アークトゥルスとスピカは夫婦星とも
呼ばれています。
(アークトゥルスが男性、スピカが女性なんだそうです)
うしかい座イプシロン星は二等星で、
アークトゥルスに次ぐ明るさを持つ二重星です。
プリケルマとも呼ばれていて、これは、
ラテン語で最も美しいものという意味で、
主星のオレンジと伴星の青の
コントラストが綺麗なんだそうです。
二連星のコントラストは高性能の天体望遠鏡でしか
見えないみたいですが、いつか見てみたいですね!
まとめ
うしかい座流星群は、
活動があったかどうかを確認する、
という程度のとても小規模な流星群ですが、
突発出現が魅力的ですよね!
今年のうしかい座流星群は
どうなるんでしょうか?
観測されるのでしたら、
安全面に十分注意をして下さいね。