はくちょう座流星群の今年
(2018年)の情報です。
ピーク(極大)の時間帯は?
見頃はいつか?
方角はどっち?
母天体は? など、
はくちょう座流星群について
まとめました。
はくちょう座流星群2018年の方角とピーク(極大)見頃はいつ?
はくちょう座流星群は、正式には
はくちょう座κ(カッパ)流星群といいます。
はくちょう座流星群は、毎年
8月3日頃から8月25日頃に
活動を見せる流星群で、
今年(2018年)のピーク(極大)は
8月18日(土)
月齢は7(半月)
23時頃には月は沈むので、
今年の観測条件は良いですね。
月明かりが無くなる23時以降から
翌明け方ごろまでが見頃です。
はくちょう座は夏の代表的な星座の一つで、
α(アルファ)星であるデネブは、
こと座α星ベガ・わし座α星アルタイルと共に、
夏の大三角を形成します。
※α星・デネブは、はくちょう座の中で
最も明るい恒星です。
2018年8月18日の23時頃は、
はくちょう座は南南西の方角にあります。
放射点(輻射点:この点を中心に、
流星が飛び出してくるように見える点)は、
はくちょう座κ星付近にあります。
流星は全天に流れるので、
放射点を観測するのでなければ、
どの方向を向いていてもかまいません。
灯りが少ない、暗い方を見るほうが
見つけやすいですよ!
なお、はくちょう座κ流星群の母天体は
不明です。
はくちょう座流星群と火球
流星は1時間に数個程度と、
あまり活発な流星群ではありませんが、
星が流れる速度がゆっくりで、火球が多いのが、
はくちょう座流星群の特徴です。
火球というのは、ひときわ明るい
爆発したような大きな流星のことです。
火球は”どの惑星よりも明るい流星”
と定義づけられていて、
最大でマイナス3等級~
マイナス4等級の明るさにもなるんです。
どれくらいの明るさかというと、
火星の最大の明るさ以上になる、ということです。
今年(2018年)7月31日に
火星と地球が大接近しましたが、
その時の明るさを目安にしてください。
火星大接近についての詳しい情報は
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
まとめ
はくちょう座流星群は、
活発なほうではありませんが、
流星群の醍醐味ともいえる
”火球”が多いので観察してみる
価値はあると思います。
なるべく灯りが少なく、
視界が開けた場所で
観測するといいですよ!
でも、暗くて人けが少ない所での観測は
事故や事件などに巻き込まれないよう、
十分注意して下さいね。
今年はダイナミックな火球が
見られるといいですね!