親族に不幸があった時は、
お祝い事は控えるべきですが、
お正月のおせち料理やお雑煮は
どうすればいいんでしょうか?
控えるべき、という意見と
別にかまわない、という考えが
混在していますが、
実際のところはどうなのか、
まとめました。
その他の喪中の年末年始の過ごし方についてはこちら!
↓ ↓
喪中の年末年始の過ごし方・やるべきことと控えること
喪中のときの正月料理 おせちやお雑煮は食べても良い?
喪中の時はお祝い事を控えるべき、
というのはよく耳にしますが、
おせち料理やお雑煮は
食べていいものかどうか
悩みますよね?
角松やお正月のしめ飾りがNG
なのはよく言われていますが、
おせちやお雑煮は微妙なところです・・・
一般的に言われているのは、
忌中期間は避けたほうが良いが、
喪中期間なら構わない
というもの。
忌中と喪中の違いについては、
以下の記事にまとめてありますので
ご参照ください。
↓ ↓
喪中と忌中の違いとは?読み方と意味 期間など神道と仏教での違い
おせち料理は、
尾頭付きの焼き鯛(めでたいとの語呂合わせ)
紅白もの(紅白なますやかまぼこなど)
昆布(喜ぶとの語呂合わせ)
などの、
如何にもお目出度そうなものは省いたほうが良い
という意見や、
ただの語呂合わせなんだから、気にする必要はない
おせち料理自体を、控える必要はない
という考えもあります。
また、お雑煮も、
新年を祝うものだから避けたほうが良い
ただの季節の食べ物だから、気にする必要はない
と、両方の意見があります。
なぜ、いろんな意見があるのかというと、
神道において、死は”穢れ”と捉えられており、
忌中期間はもちろん、喪中期間も
お正月(神様をお迎えする行事)のお祝いは
避けなければならない、
とされていますが、
仏教、特に浄土真宗などでは
死後、すぐに仏になる、と考えられており、
そもそも”喪”や”忌”がありません。
なので、仏教(全ての宗派ではありませんよ!)
では、上記のような、お正月でのNG行為は
存在しないんです。
(存在しないといっても、一般的には
忌や喪は取り入れられていますが)
以上のようなことから、
賛否両論あるのではないかと思われます。
つまり、宗教や宗派によってバラバラで、
統一されているわけではない、
ということですね!
なので、信仰している宗教があり、
その決まりに従わなければならない場合を除き、
お祝いをする気分でなければ避ける
精神的に落ち着いているのなら普通に過ごす
など、各個人の考え方で
決めて良いと思います。
お祝い目的で食べるか、
普通の食事として食べるか、
各家(個人)の気持ち次第で
意味合いが大きく変わってくるので、
結局どうするかは、
個人個人の判断に委ねられる、
というのが実際のところでしょう。
また、忌中はNGだが、喪中はOK、
という、通例に従う場合でも、
要は、派手なお祝い事を控えればよい、
ということなので
宴会をしたり、
新年を祝う目的のものを
避ければ十分だと思います。
昔は厳格に決められていたのかもしれませんが、
現在においてはそんなに難しく考える必要は
ないと思います。
そして、決まりに振り回されるよりも、
故人を偲ぶ気持ちを大切にするほうが
大事なんじゃないかな?と思うので、
亡くなった方が賑やかなことが好きだったなら、
逆に、宴会をして偲ぶのも良いのかも、
なんて思います。
(※個人的感想です)
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