ウィルタネン彗星って、
あまり聞きなれないかもしれませんが、
今年の12月16日に、
地球に最接近します。
ウィルタネン彗星とはどんな彗星か
どのくらい近づくのか
いつ、どの方角を見れば観測できるか
など、ウィルタネン彗星について
まとめました。
ウィルタネン彗星が2018年12月に地球に最接近
ウィルタネン彗星(46P/Wirtanen・
ワータネン彗星ともいう)が
2018年12月16日に地球に最接近します。
その距離、約0.078天文単位。
天文単位とは、地球と太陽の平均距離で、
1天文単位が約1500億メートルです。
記号は”au”で表されます。
よって、地球から約117億メートル
(約1170万km)の距離に近付く、
ということになりますね。
近付いてこの距離って・・・
宇宙は広大ですね^^
それでも、近年 稀に見る近さで
最接近ごろでは3等級くらいになり、
肉眼でも観測できるようです。
※観測条件が良いところでないと
難しいかもしれません。
12月16日の午後6時ごろ、
東の空、高度約35°の位置にあり、
午後10時ごろ南中、
以後、西のほうへと移動していきます。
なお、ウィルタネン彗星の近日点通過は
2018年12月13日です。
※近日点とは、太陽に最も近づく点のこと。
ウィルタネン彗星は、1948年、
アメリカの天文学者、
カール・ワータネンによって
発見されました。
公転周期は5.44年
近日点は約1.06au
地球軌道の付近です。
遠日点は約5.13au
木星の軌道付近です。
核の大きさは約1.2kmで、
とても小さな彗星です。
2011年に、彗星探査機ロゼッタが
ウィルタネン彗星へ着陸する計画がありましたが、
アリアン5ロケット爆発事故の影響を受けて
着陸計画は別の彗星へと変更されました。
事故がなければ、ウィルタネン彗星のことが
もっとよく解っていたかもしれませんね。
まとめ
ウィルタネン彗星は、発見者の
Carl Alvar Wirtanen の発音表記に近い
”ワータネン彗星”とも表記されます。
年間三大流星群の一つである
ふたご座流星群の活動期間と重なっているので、
(極大は12月14日午後9時ごろ)
流星とのコラボが実現するかもしれませんね!