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祇園祭

祇園祭の行事について 神事の順序と詳細説明

投稿日:2015年5月2日 更新日:

祇園祭は1か月にもわたって
様々な行事・神事が行われます。
 

その主な行事・神事についての
詳細をまとめました。
 

有名な山鉾巡行以外にも
見どころが多い行事がいっぱいです!
 

ぜひチェックしてみてください。

 

 

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祇園祭の主な行事詳細


 

祇園祭の主な行事の詳細説明です。
行われる順に並べています。

 

2019年の日程(予定)はこちらの記事をご覧ください。
     ↓      ↓
京都 祇園祭 2019 日程と主な行事のスケジュール・アクセス

 

 

吉符入(きっぷいり)
 

各山鉾町において、祭礼・神事の打ち合わせを行います。

 

 

長刀鉾町お千度の儀(なぎなたぼこちょうおせんどのぎ)
 

鉾町の役員がその年の稚児(ちご)・
禿(かむろ)とともに八坂神社に参拝し、

祇園祭の安全を祈願する行事です。

 

 

くじ取り式
 

前祭と後祭の山鉾巡行の順位を
決めるためのくじ取りをします。
 

ただし、長刀鉾は毎年一番
と決まっているので、くじは引きません。
 

これを”くじ取らず”といいます。

 

くじ取らずは他に、
 

前祭

 五 番:函谷鉾(かんこほこ)

二十一番:放下鉾(ほうかほこ)

二十二番:岩戸山(いわとやま)

二十三番:船鉾(ふねほこ)

 

後祭

 一 番:橋弁慶山(はしべんけいやま)

 二 番:北観音山(きたかんのんやま)

 六 番:南観音山(みなみかんのんやま)

 十 番:大船鉾(おおふねほこ)
 

があります。

 

 

お迎提灯(おむかえちょうちん)
 

20:00頃から始まる”神輿洗式”を終えた
神輿を迎えるための神事。
 

約500名の提灯行列が市内をめぐります。
 

コース:八坂神社→河原町四条→市役所→寺町通→四条通→八坂神社

 

 

神輿洗式(みこしあらいしき)
 

中御座神輿(八坂神社の3基の神輿のうちの一つ)を、
四条大橋上にて鴨川の水で清める神事。
 

八坂神社~四条大橋~八坂神社

 

 

前祭 鉾建て・山建て(さきまつり ほこたて・やまたて)
 

各山鉾町で、前祭で巡行する
山鉾二十三基の組み立てを始めます。

 

 

長刀鉾稚児社参(なぎなたほこちごしゃさん)
 

”お位もらい”とも言われ、

長刀鉾の稚児が立烏帽子水干姿・
騎馬で従者を伴って八坂神社に詣でます。

 

 

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久世駒形稚児社参(くぜこまがたちごしゃさん)
 

前祭と後祭の
還幸祭の無事を祈願するために

久世駒形稚児2人
(神幸祭と還幸祭をそれぞれ担当)が

八坂神社に詣でます。

 

 

前祭 屏風祭(さきまつり びょうぶまつり)
 

各山鉾町の旧家で、家宝の屏風や道具を飾り、

格子をはずして通りから
見学できるようになっています。

 

 

前祭 宵々山(さきまつり よいよいやま)
 

祇園祭・山鉾巡行の前々夜、

駒形提灯に火が灯され、祇園囃子が流れ、
お祭り気分が最高潮を迎えます。

 

 

前祭 宵山(さきまつり よいやま)
 

山鉾巡行の前夜で、
各山鉾町では飾り付けられた山や鉾が並び、

多くの屋台が出ます。
 

例年、四条通・烏丸通が
歩行者天国になります。
 

祇園祭開催期間中で一番
お祭りムードが高まる日です。

 

 

前祭 山鉾巡行(さきまつり やまぼこじゅんこう)
 

長刀鉾を先頭に(長刀鉾は”くじ取らず”といって、
毎年先頭と決まっている)、

2日のくじ取り式で決まった順番で、
鉾九基・山十四基が巡行します。
 

コース:四条烏丸~四条河原町~河原町御池~新町御池

 

 

くじ改め(くじあらため)
 

くじ取り式の順番通りに
巡行が行なわれているかを

大紋烏帽子を着用した市長が
奉行役となり確認する行事。

 

 

神幸祭(しんこうさい)・神輿渡御(みこしとぎょ)
 

祇園祭といえば、華やかな山鉾が有名ですが、
神幸祭が八坂神社本来の中心行事です。
 

通称”おいで”とも言われています。
 

”中御座” ”東御座” ”西御座”の
三基の神輿がそれぞれのコースを巡行後、

八坂神社石段下に集結し、
18:30頃、差し上げを行います。
 

夜には四条寺町の御旅所に入り、
24日まで滞在されます。

 

 

後祭 鉾建て・山建て(あとまつり ほこたて・やまたて)
 

各山鉾町で、後祭で巡行する
山鉾十基の組み立てを始めます。

 

 

後祭 宵山(あとまつり よいやま)
 

後祭の山鉾巡行の前夜。

例年、歩行者天国や露店の出店はありません。

 

 

後祭 山鉾巡行(あとまつり やまぼこじゅんこう)
 

橋弁慶山を先頭に、鉾一基、山九基が巡行します。
 

ルートは前祭 山鉾巡行の逆で、

烏丸御池~河原町御池~四条河原町~四条烏丸

 

 

くじ改め(くじあらため)
 

くじ取り式の順番通りに
巡行が行なわれているかを

大紋烏帽子を着用した市長が
奉行役となり確認する行事。

 

 

花傘巡行(はながさじゅんこう)
 

傘鉾・馬長稚児・児武者・子供神輿・花車などが
四条通や河原町通を巡行します。
 

八坂神社石段下~四条通(西進)~河原町通(北上)~御池通(西進)~
寺町通(南下)~四条御旅所~四条通(東進)~八坂神社
 

12:00頃帰着し、
12:30頃から さぎ舞などが奉納されます。

 

 

還幸祭(かんこうさい)
 

神幸祭で四条御旅所に滞在していた
三基の神輿がそれぞれのコースを巡行後、

八坂神社へと還幸します。
 

通称「おかえり」

 

 

神輿洗式(みこしあらいしき)
 

中御座神輿(八坂神社の3基の神輿のうちの一つ)を、
四条大橋上にて鴨川の水で清める神事。
 

八坂神社~四条大橋~八坂神社

 

 

神事済奉告祭(しんじすみほうこくさい)
 

祇園祭の無事終了を神に報告し、
感謝する行事です。

 

 

疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)
 

疫神社の鳥居に直径2メートル以上の
茅の輪(ちのわ)が設けられ、

参拝者はそれをくぐり、
無病息災を祈る行事です。
 

この疫神社夏越祭をもって、
1か月にわたる祇園祭が終了します。

 

 

祇園祭の由来については
こちらの記事をご覧ください。
    ↓    ↓
京都祇園祭の起源と歴史 粽(ちまき)の由来とは?

 

 

まとめ

祇園祭の行事って
本当にたくさんありますね。
 

これでも全部ではなく、
主なものだけです。
 

各行事をチェックして、面白そうなものは
ぜひ出かけてみてくださいね!

 

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