やぎ座α(アルファ)流星群の
今年・2018年の情報です。
今年のやぎ座流星群の方角はどのあたりか、
ピーク(極大日)や見頃、活動期間、
母天体や特徴など、
やぎ座流星群についてまとめました。
やぎ座流星群 2018の方角 ピークと見頃はいつ?
やぎ座α(アルファ)流星群は、毎年、
7月上旬から8月中旬にかけて活動します。
今年(2018年)は、7月31日に極大(ピーク)を迎え、
方角は夜中の12時頃にちょうど南に来ます。
放射点(輻射点ともいい、流星が飛び出すように見える中心点)
を観測するのでなければ、流星は全天に流れますので、
基本的に、どこを向いていても構いません。
今年は、ほぼ満月なので、
観測条件はあまり良くありません。
なので、観測するときは、
月明かりが目に入らない方向を向いていた方が
見つけやすいと思います。
やぎ座流星群は、ピークを迎える7月31日が
見ごろと言えば見頃なんですが・・・
毎年、1時間当たり3個程度と、
ちょっとおとなしい流星群です。
でも、流れる速度はとてもゆっくりで、
(少しだけですが、願い事がしやすいですね^^)
時々、爆発的な火球が観測されるのが特徴です。
火球とは、国際天文学連合(IAU)において、
”どの惑星よりも明るい流星:-4等より明るい流星”
と定義されています。
-4等級の天体って、どのくらいかと言うと、
金星の最大の明るさが-4.7
火星の最大の明るさが-3.0 なので、
それ以上の明るさだと火球と判断できると思います。
最大の明るさとは、その惑星と地球が
最接近した時の明るさで、
今年(2018年)はちょうど、
火星大接近の年なんです!
しかも、今まさにジャストタイミングなんですよ!!
7月31日に見えている火星よりも明るければ
火球の可能性が高いですね!^^
火星大接近について、
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
ゴチャゴチャ横道にそれて説明しましたが、
火球って、まあ、ぶっちゃけて言ってしまえば、
”とても明るい流星”
だと、思っていただければいいんじゃないかな・・・
と思います^^;
火球は流星群観測の醍醐味ともいえる、
とても魅力的な現象なので、
今年は観測できるといいですね!
同時期に、みずがめ座δ流星群も
ピークを迎えるので、流星が見られても、
はっきり、やぎ座流星群のものとは
言えないかもしれませんが、
ゆっくりと流れたら、
やぎ座流星群のものかもしれませんね!
みずがめ座δ流星群について、
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
やぎ座流星群の母天体についてははっきりしておらず、
・小惑星アドニス
・本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星
の2つが候補とされています。
まとめ
やぎ座流星群は、あまり活発な流星群ではありませんが、
火球の率が高いのが魅力的ですね!
さて、今年は火球が見られるでしょうか?
観測の際は、事故や犯罪等に十分気を付けてくださいね。