ペルセウス座流星群って、
聞いたことがありますか?
某有名バンドの
ヒット曲の歌詞にもなって
グッと知名度が増したので、
知っている人が
多いかもしれませんね!
でも、名前だけは知ってるけど、
詳しくは知らないなぁ~
というあなたのために、
ペルセウス座流星群が見られる季節は?
どこで見れる?
いつからいつまで観測できる?
輻射点(放射点)はどの方向?
など、ペルセウス座流星群について
まとめました。
ペルセウス座流星群とは?母彗星は?
ペルセウス座流星群とは、
ザックリ言ってしまえば、
ペルセウス座の近くに
輻射点(放射点)を持つ流星群
のことです。
輻射点(ふくしゃてん)は、
別名 放射点ともいい、
流星が流れる中心点のことです。
どの流星群もそうなんですが、
輻射点がどこにあるかによって、
その流星群の呼び名が変わる、
と思って下さい。
つまり、例えば、
ふたご座の近くに
放射点を持つものを
”ふたご座流星群”
しぶんぎ座の近くなら
”しぶんぎ座流星群”
ということですね!
さて、ペルセウス座流星群について、
もう少し詳しく説明しましょうね!
ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに、
年間三大流星群
の一つに挙げられるほど
活発な流星群なんです。
活発というのは
流星の数が多いという事で、
極大(ピーク)時には1時間当たり
30~60個もの流星が出現します!
ピーク時に観測できなくても、
その前後数日くらいは
1時間当たり10個程度の
流星が見られます。
これは、極大時でも数個~
10個程度の流星群が多い中で、
破格の規模だといえるでしょう。
これだけ活発な流星群なら
どこででも見られると思いますが、
なるべく光が
目に入らないところで、
暗闇に目を慣らしてから
観測するほうが、
楽に見ることができます。
活動期間は、
7月20日頃から8月20日頃。
8月13日頃に
極大(ピーク)を迎えます。
毎年ほぼ一緒なんですが、極大日など、
微妙にずれることもあるので、
その年の情報を確認してくださいね!
ペルセウス座流星群は歴史も古く、
1837年に、
しし座流星群に次ぐ2つ目の流星群
として認識されています。
最も古い観測記録は
西暦36年で、
1時間当たり100個以上の
出現記録が残っているようです。
また、1862年には中国で、
1時間当たり4,800個もの
出現記録が残っているようです。
(よく数えられたなぁ~^^;)
ペルセウス座流星群の
母彗星(母天体)は
”スイフト・タットル彗星”です。
母天体とは、
流星物質を放出している天体で、
母天体が彗星の場合は
母彗星という事もあります。
スイフト・タットル彗星は、
太陽の周りを133年の周期で
公転している彗星です。
参考:wikipedia
ペルセウス座流星群の
流星の速度は、
他の流星群と比較しても速い方で、
火球や、それに準じる
明るい流星が多く、
流星痕が見られることも
多いのが特徴です。
また、ペルセウス座流星群が
見られる季節は真夏なので、
深夜でも、気軽に
観測出来ることでも人気です。
ちょうど夏休み期間中なので、
子供の夏休みの自由研究にも
良さそうですね!
小学生から、まとめる内容によっては
中学生までいけると思いますよ!
まとめ方の例は、
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
ペルセウス座流星群を自由研究に 小学生向けのまとめ方 例
ペルセウス座流星群 輻射点の方向と見つけ方
ペルセウス座流星群の輻射点
(放射点)ですが、
見つけ方は、
ペルセウス座γ(ガンマ)星付近を
探してください。
8月半ば頃の星図で説明しますね。
赤で記したのがペルセウス座γ星、
黄色が輻射点です。
方角は、午前0時ごろに
北東の空に上がっていて、
カシオペア座(Wの形の星座)の
すぐ下あたりなので、
比較的見つけやすいと思います。
流星を観測する際、
どの方向を向いていたらいいのか
迷いがちだと思いますが、
流星は、放射点を中心に全天に流れるので、
基本どこを向いていてもかまいません。
ただし、満月や
それに近いような時は、
月明りが目に入らないところ
を見ていた方が
比較的見つけやすいと思います。
同じく、街灯や都会のネオンなど、
避けられるなら避けたほうが良いです。
ちょうどお盆の時期なので、家族旅行や
ツアーなどを利用するのもいいですね!
ペルセウス座流星群 星座と神話・伝説
ペルセウス座のペルセウスとは、
ギリシャ神話に出てくる英雄の名前で、
神々の王・ゼウスを父に持つ半神です。
ペルセウスは
怪物メデューサを退治するなど、
数々の武勇伝で有名な勇者です。
メデューサとは、
ゴルゴン三姉妹の一人で、
髪の毛が蛇で、
目が合うと石にされてしまう、
という怪物です。
女神・アテナから
貸し与えられた青銅の盾、
ヘルメスから、金剛の鎌(ハルペー)、
ハデスから、かぶると姿が消せる兜、
ニンフ(精霊)からは
翼の生えたサンダルと
メデューサの頭を入れる
キビシスという袋を借り、
メデューサを討ち取ります。
帰路、怪物の生贄に
されそうになっていた
エチオピアのアンドロメダ王女を助け、
彼女を妻とします。
これは、ペルセウスの神話のごく一部なので、
詳しくは以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
まとめ
ペルセウス座流星群は、
最もポピュラーで、
観測しやすい流星群ですね!
標高が高い所以外では、
寒さ対策は必要ないですが、
屋外や人けのない所では
事故や犯罪などに十分に気を付けて、
観測してくださいね。