おうし座流星群とは、
どんな流星群なんでしょうか?
三大流星群のように有名ではないですが、
地球衝突の危険性が
今ちょっと話題になっているんです。
おうし座流星群とは何か、
その特徴をまとめました。
おうし座流星群とは?
おうし座流星群は、北群と南群とがあり、
出現期間は毎年10月中旬~11月下旬です。
南群は、11月5日頃にピーク(極大日)を迎え、
北群は、11月12日頃にピークを迎えます。
出現数は一時間に数個程度と、
あまり多くはありません。
おうし座といえば、プレアデス星団と
1等星アルデバランが有名ですね!
プレアデス星団は数個の青白い星の集団で、
日本では”すばる”という名前で大変人気があります。
アルデバランは”後に従うもの”という意味で、
スバルの後を追うように登ってくるところから
命名されたようです。
おうし座流星群2018年の情報は
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
おうし座流星群の特徴と母天体(母彗星)
おうし座流星群の特徴をいくつか挙げてみます。
まず、出現期間が長いこと。
毎年10月から11月の約2か月にわたり、
流星の活動がみられます。
次に、ゆっくり流れる流星が多く、
火球も多く観測されること。
おうし座流星群は流星群の中でも
最も火球が多いんです。
火球は流星観測の
醍醐味のようなものですよね!
大きな火球は華があって、一つでも見られたら、
それだけで願いが叶いそうです^^
最後に、おうし座流星群は他の流星群と違い、
大きなピークが無いんです。
一応ピーク(極大日)はありますが、
一時間に数個程度の流星が、
結構長く観測できます。
”結構長く”が、どれくらいの期間か、
というのは一概に言えないですが、
ピークをはさんで数日間は
いつ観てもあまり変わらない、
と思ってください。
※数年に一度の突発出現の場合は除きます
おうし座流星群の母天体は
エンケ彗星だといわれています。
彗星なので、母彗星ということもできますね!
公転周期3.3年と、
確認されている周期彗星の中で
最も短い周期を持つ彗星です。
おうし座流星群 地球衝突の危険って!?
チェコ科学アカデミーの研究チームが、
2015年のおうし座流星群の火球144個の
軌道を解析した結果、
エンケ彗星のものではない新たな流星体があり、
その中に直径数百メートルもの小惑星が含まれている、
との論文を発表しました。
この流星体も太陽の周りを公転していて、
数年に一度、地球は3週間程度その中に突入する、
とのことで、
その間は衝突への警戒が必要なんだそうです。
数年に一度って、
結構、割合が高くないですか!?
しかも、3週間は長い・・・
隕石落下といえば、
ツングースカ大爆発が有名ですが、
・約2,150?の範囲の樹木がなぎ倒された
・1,000km離れた家の窓ガラスが割れた
・数百キロ先から爆発によって生じたキノコ雲が目撃された
・イルクーツクで衝撃による地震が観測された
・爆発から数夜に渡ってアジアおよびヨーロッパにおいても
夜空は明るく輝き、ロンドンでは真夜中に人工灯火なしに
新聞を読めるほどであった
参照:wikipedia
これが、大きさ3m~70mだと
推測されているそうで・・・
恐竜絶滅時の隕石が推定10~15kmなので、
そこまでではないですが、
相当な覚悟が要りますね・・・
まとめ
流れ星って、とても夢があって
ロマンチックですが、
衝突するかも!って考えると
気が気じゃありませんよね・・・
でも、推定であって、
そうと決まったわけじゃないので、
どんな時でも希望は捨てないでいましょう!