ペルセウス座流星群って
どんな流星群なんでしょうか?
今年(2015年)の
ピーク(極大)の時間帯は?
どの方角が良く見える?
など、
年間三大流星群の一つとして有名な
ペルセウス座流星群について
まとめました。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群の解説の前に、まず、
ペルセウス座とはどういう星座なのかを
簡単にご説明します。
ペルセウス座とは、ギリシャ神話に登場する英雄
”ペルセウス”に由来する星座で、
北方に見られます。
※ペルセウスは、見たものを石にするという
怪物メドゥーサを退治したギリシャ神話の英雄。
生贄にされかかっていたアンドロメダ姫を
救出し、結婚。
死後二人とも、女神アテネによって星座になる。
(ペルセウス座・アンドロメダ座)
また、アルゴルという食変光星
(明るさが変わる星)があることでも有名です。
※食変光星とは、
2つ以上の星が互いに隠しあって
(地球から見て)食の作用で明るさが変わる星のこと。
皆既日食や部分日食で、太陽の見た目の明るさが
変わるのと同じです。
アルゴルの変光周期は3日弱と、
非常に速いのが特徴です。
そのペルセウス座のγ星あたりを放射点として
出現するのがペルセウス座流星群です。
1月の”しぶんぎ座流星群”と12月の”ふたご座流星群”
とともに、”年間三大流星群”の一つで、
母天体(母彗星)はスイフト・タットル彗星です。
ペルセウス座流星群は、どの方角で見える?
ペルセウス座は北東から北へあがる星座ですが、
流星は、ほぼ全天に流れるので、
どの方角を見ていても大丈夫ですよ!
ただし、放射点を観測するなら
北の空のほうが良いでしょう。
放射点はペルセウス座γ星付近(下図の左側の赤丸部分)です。
← クリックすると拡大します。
まず、カシオペア座を見つけ、
γ星とδ星を結ぶ線を延長したところが
放射点付近です。
周りに光があまり無く、開けた場所から眺めると、
とても迫力があって見ごたえがありますよ!
ペルセウス座流星群が良く見える場所・
おすすめ観測スポットはこちらの記事で紹介しています。
↓ ↓
ペルセウス座流星群の観測 関西のおすすめスポット
ペルセウス座流星群のピークの時間帯は?
ペルセウス座流星群の出現期間は
7月中旬から8月下旬で、
ピーク(極大時刻)の予想は、
8月13日15時頃です。
真昼間なので、その時間帯での観測は無理でしょう・・・
しかし、三大流星群といわれるに値する
出現数の多さなので、
前後数日間はかなり観測しやすいので
安心してくださいね!
※極大時刻で1時間に30~60個、
極大前後数日では1時間に10個以上
出現するといわれています。
毎年安定した出現が見られる流星群で
火球が多いのも特徴です。
※火球・・・流星の中で、
マイナス4等級よりも明るいものを
”火球”といいます。
また、流れる速度が速く、
途中で増光するなど明るい流星も多いので、
とても迫力がありますよ!
まとめ
ペルセウス座流星群は、
出現数や季節などの条件をみても、
年間を通して最も観測しやすい流星群です。
極大日だけではなく、
前後数日間は出現数が多いので
ぜひ観測してみてください。
ちょうど夏休み期間なので、
自由研究の課題としても、人気がありますね!
ペルセウス座流星群の夏休みの自由研究については
よろしければこちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
夏休みの自由研究 中学生が簡単に一日でできる天体観測