ギーという油が最近話題ですね!
ギーとは何か
どんな効果・効能があるのか
ギーに含まれる栄養成分や
ダイエット効果、
1日の摂取量はどのくらいか、
など、
ギーについてまとめました。
ギー油とは?
ギーとは、南アジア(主にインド)で
古くから作られ、用いられている
バターオイルの一種です。
発酵無塩バターを煮詰めて、
タンパク質などの不純物を
取り除いて作ります。
バターからタンパク質や
水分などが取り除かれた
純粋な乳脂肪分なので、腐りにくく、
常温でも長期保存が可能になります。
アーユルヴェーダ
(インド大陸発祥の伝統医療)では
”最も優れたオイル”
といわれています。
ギーの効能・効果 栄養成分は?
アーユルヴェーダにおいて、
”最も優れたオイル”
といわれているギーですが、
具体的にはどんな効能・効果があるのか、
その一例を挙げていきたいと思います。
・不眠症改善
ギーには、イライラを鎮め、
心を落ち着かせる作用があります。
寝る前に、ホットミルクに
ティースプーン1杯ほど溶かして飲むと
リラックスでき、不眠症の改善に効果的です。
・便秘症改善
ギーは、腸内の悪玉菌を抑制し、
善玉菌を活性化してくれる作用があります。
また、油なので腸に潤いを与えてくれる、
という点でも便秘症の改善に期待できます。
トーストに塗ったり、料理に利用したり、
ホットミルクやコーヒーに混ぜて
飲むのもいいですね!
・デトックス効果
便通を改善するので、
デトックス効果が期待できます。
また、空腹時に、白湯にギーを
ティースプーン1杯ほど溶かし、
ゆっくり飲むと、体の消化管や血管、
リンパ管などにギーが浸透します。
その結果、こびりついた毒素が
はがれやすくなり、
体外への排出が促進され、
デトックス効果が期待できます。
・免疫力の向上とアンチエイジング効果
ギーには”抗酸化ビタミン”と呼ばれる、
ビタミンAやビタミンEが多く含まれていて、
免疫力をUPしてくれます。
また、酪酸(ブチル酸)も多く含まれていて、
これは、腸内環境を改善する作用があり、
T細胞(免疫機能の司令塔)活性化に寄与します。
また、ビタミンA・Eの抗酸化作用により、
活性酸素が除去されるので、
アンチエイジング効果も期待できます。
・消化を促す
一般的に、油脂類は消化されにくく、
胃に溜まりやすいですが、
ギーは、胃酸の分泌を促進するので、
(脂肪分解酵素を活性化させる)
消化を促す作用があります。
・炎症を抑える
ギーには消炎・鎮痛作用や解毒作用があり、
体の様々な炎症を抑えてくれます。
傷や肌荒れなどに塗るのも効果的です。
それでは、女性が一番気になる
ギーのダイエット効果について、
次の章でみていきましょう!
ギーのダイエット効果と1日の摂取量
・ギーのダイエット効果
ギーには、ダイエット効果が期待されている
中鎖脂肪酸や共益リノール酸が
多く含まれています。
中鎖脂肪酸は体内に入った後、
素早く分解され、
エネルギーとして燃焼しやすく、
体に溜まりにくい、
という性質を持っています。
共益リノール酸は、
脂肪の蓄積をブロックし、
エネルギーに変える酵素の働きを
活性化させます。
ただし、ギーを食生活にプラスしただけで痩せる、
ということではありませんのでご注意ください!
これまでの食生活や生活習慣を変えずに
ギーを食べていると、
当然エネルギーオーバーになり
逆効果です。
ダイエット効果を期待するなら、
今まで使っていた油をギーに置き換えるか、
ギーのカロリー分、摂取カロリーを制限する、
ということが重要になってきます。
ギーのカロリーは 1gで約9Kcal
一般的な油脂類と同等です。
なので、食事制限をしないなら、
1日の摂取量は大さじ1~2杯程度に
留めたほうが良いと思います。
※大さじ1杯は15cc(ml)=12.5g、約110Kcal
また、せっかく体に蓄積した脂肪を分解して、
エネルギーとして消費しやすくしてくれても、
使われなければ代謝されません。
なので、脂肪燃焼効果を期待するなら、
普段より少し体を動かすことを
意識してみてはいかがでしょうか^^
まとめ
ギーじゃなくても、
他のオイルでも代用できる
成分もありますが、
それでもギーをおすすめする理由は、
体内に”燃えカス(すす)”が残らない
というところです。
他の油では、体内で使用される際に
燃えカスのようなものが生じるのですが、
ギーは純度が高いのでそれがないのです。
つまり、体に余計なものを残さず
完全燃焼してくれる、という点で、
他の油とは一線を画すものだと思います^^
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