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甘酒の効果で酒粕と米麹の違い 飲むタイミングと1日に飲む量はどのくらい?

投稿日:2018年2月13日 更新日:

様々な効果・効能で
人気の甘酒ですが、

酒粕を主原料とする甘酒と、
米麹を主原料とする甘酒の

2種類がありますよね?
 

それぞれの違いってご存知ですか?
 

どちらも体に良いのは同じなんですが、

健康成分や美容の効果・効能などに
少しずつ違いがあるんですよ!
 

酒粕・米麹それぞれの特徴と、

1日に飲む量や効果的な飲み方などを
まとめました^^

 

 

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甘酒の効果 酒粕を原料とした甘酒の特徴


 

酒粕とは、

日本酒をしぼった後に残った”カス”

のことで、
 

粕汁(かすじる)や奈良漬(ならづけ)などに
利用されています。

 

でも、カスといっても、
ただの残りかすではありません!

 

様々な、体にうれしい栄養分を
含んでいるんです。

 

 

酒粕甘酒の主な栄養成分

 

・たんぱく質
 

 髪や皮膚、骨・筋肉など、
 私たちの体を構成する大切な栄養素。
 

 不足すると、筋力や運動能力の低下・
 肌や髪の不調・集中力や思考力の低下・
 貧血・肥満などの原因に。

 

 

・炭水化物
 

 体や脳のエネルギー源。
 

 不足すると、脳に栄養がいかなくなり、
 意識障害を起こしたり、

 疲れやすい・疲労感が取れない、
 などの症状が出る。
 

※脳は糖質(炭水化物)を
 蓄えておくことができないので、

 こまめに補給しなければなりません。

 

 

・ビタミンB群
 

 ビタミンB2   : エネルギー代謝、特に脂質の代謝にかかわる。
           皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるので、
           不足すると、口内炎、眼や唇などの粘膜異常、
           肌荒れなどの症状が出る。

 

 ナイアシン   : 脂質・糖質・タンパク質のエネルギー代謝、
           皮膚や粘膜を正常に保つ働きがある。

           不足すると、ペラグラ(皮膚炎や下痢などの症状)
           を引き起こす。

 

 葉酸      : 細胞や赤血球の形成にかかわる。
           ビタミンB12と一緒に血液をつくる働きをする。

           心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患を予防する。
           また、胎児の発育に欠かせない栄養素。

           不足すると、貧血や消化管機能異常などを
           引き起こす。

 

 パントテン酸  : 脂質・糖質・タンパク質のエネルギー代謝、
           コレステロールやホルモン、抗体の産生にも
           関与している。

           欠乏すると、疲労・倦怠感、食欲減退、
           手足のしびれや足先の灼熱感などを引き起こす。

 

 

・各種ミネラル
 

 カリウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅など、
 多数のミネラルを含む。
 

 エネルギー代謝や、神経系・筋肉の働きに関与。

 

 

・アミノ酸
 

 タンパク質を構成し、
 筋肉・内臓・皮膚などの元となっている。
 

 人体の約20%はアミノ酸でできている。
 (体重50㎏の人なら、約10㎏分がアミノ酸)
 

 不足すると、筋肉量の低下や肌や髪の不調、
 貧血、疲労感、睡眠の質が悪くなる、

 などの症状を引き起こす。

 

 

・β-グルカン
 

 きのこなどに多く含まれる食物繊維の一種。
 

 癌細胞の抑制、免疫力の活性化、
 コレステロール値の上昇抑制、
 腸内環境の改善などの働きがある。

 

 

・食物繊維
 

 人の消化酵素で分解することができない成分。
 

 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、
 酒粕に多く含まれているのは不溶性食物繊維。
 (酒粕100g中 約5g含有)
 

 便秘解消のためには不溶性食物繊維と水溶性とを
 バランスよく摂取する必要がある。

 

 

・酒粕レジスタントプロテイン
 

 タンパク質でありながら、
 食物繊維と同様の働きをする。
 

 脂質を吸着し、体外に排出する作用がある。
 

 コレステロール値の低下や肥満抑制、
 便秘解消に役立つ。
 

 血糖値の急上昇も防いでくれるので、
 糖尿病予防効果も期待できる。
 

※酒粕レジスタントプロテインは、
 水溶性食物繊維と同様の働きをするので、

 酒粕に多く含まれる不溶性食物繊維と
 ちょうどバランスがとれ、

 腸内バランスを整えるのに
 大いに役立ちます!

 

 

酒粕主体の甘酒には多くの栄養素が含まれていて、
それに伴う多種多様の効果・効能がありますね!

 

美肌・美白効果、アンチエイジング、便秘改善効果、

腸内環境改善と代謝促進によるダイエット効果、

睡眠の質を高める、それに伴うストレス解消効果・・・

 

毎日少しずつの習慣が
美容と健康に良さそうですね^^

 

でも、体に良いからと言って、
飲み過ぎは禁物ですよ!

 

市販の酒粕主体の甘酒には大概、
糖分が含まれているので、
(酒粕には甘みが全くないので)

飲み過ぎればカロリーオーバー

になってしまいます。

 

糖分を調節したい、又は、
はちみつなどヘルシーな甘味料の方がいい!

という時は、手作りをおすすめします。

 

酒粕甘酒の作り方はこちらの記事をご覧ください!
     ↓      ↓
甘酒の作り方 酒粕で簡単!砂糖なしでカロリーOFFレシピもご紹介!

 

 

あと、酒粕は少量ですが
アルコール分を含んでいるので、

小さな子供さんに飲ませる時は注意して下さいね!

 

 

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甘酒の効果 米麹を原料とした甘酒の特徴


 

次は米麹を原料とした
甘酒の特徴をご説明します。

 

米麹とは、
蒸した白米に麹菌を繁殖させたもので、

みりんや味噌、塩麹などに
利用されています。

 

米麹の甘酒も豊富な栄養素を含み、

”飲む点滴”

”ジャパニーズヨーグルト”

などとも言われています!

 

 

米麹甘酒の主な栄養成分

 

・炭水化物
 

 体や脳のエネルギー源。
 

 不足すると、脳に栄養がいかなくなり、
 意識障害を起こしたり、

 疲れやすい・疲労感が取れない、
 などの症状が出る。
 

※脳は糖質(炭水化物)を
 蓄えておくことができないので、

 こまめに補給しなければなりません。

 

 

・ぶどう糖
 

 速やかなエネルギー補給による疲労回復効果が
 ”飲む点滴”と言われる所以。
 

 多糖類なので、エネルギーとして消費されやすく、
 太りにくい。
 

 脳の疲労回復により、集中力・思考力UPに効果的。

 

 

・オリゴ糖
 

 腸内環境の改善に効果的。
 

 腸内細菌のエサとなることから、便秘解消効果も
 期待できます。
 

 米麹甘酒には食物繊維も含まれていることから、
 相乗効果が期待できます。

 

 

・必須アミノ酸
 

 9種類の必須アミノ酸が全てそろっている。
 

 タンパク質を構成し、
 筋肉・内臓・皮膚などの元となっている。
 

 人体の約20%はアミノ酸でできている。
 (体重50㎏の人なら、約10㎏分がアミノ酸)
 

 不足すると、筋肉量の低下や肌や髪の不調、
 貧血、疲労感、睡眠の質が悪くなる、

 などの症状を引き起こす。

 

 

・各種酵素(アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼなど)
 

 タンパク質や脂肪などを分解して、
 消化・吸収の手助けをし、

 吸収された栄養素を効率よく
 エネルギーに変える。

 

 

・ビタミンB群
 

 ビタミンB1   : エネルギー代謝、主に糖質の代謝にかかわる。
           不足すると、疲れやすい・食欲不振などの
           症状が出る。

           さらに進行すると、脚気(かっけ:下半身の
           倦怠感・足のしびれやむくみなどの症状が出る)
           を引き起こすこともある。

 

 パントテン酸  : 脂質・糖質・タンパク質のエネルギー代謝、
           コレステロールやホルモン、抗体の産生にも
           関与している。

           欠乏すると、疲労・倦怠感、食欲減退、
           手足のしびれや足先の灼熱感などを引き起こす。

 

 ナイアシン   : 脂質・糖質・タンパク質のエネルギー代謝、
           皮膚や粘膜を正常に保つ働きがある。

           不足すると、ペラグラ(皮膚炎や下痢などの症状)
           を引き起こす。

 

 

・ビオチン(ビタミンH)
 

 糖質や脂質の代謝にかかわり、
 補酵素Rと呼ばれることもある。
 

 皮膚や爪、粘膜の健康維持に
 欠かせない栄養素で、

 不足すると、脱毛・白髪などの毛髪異常、
 皮膚疾患、粘膜異常、疲労感、食欲不振

 などを引き起こす。

 

 

・各種ミネラル
 

 カリウム    : ナトリウムと共に、体内細胞の浸透圧の
           バランスを保つ働きがある。

           余分な塩分を体外に排出し、血圧を下げる
           働きがある。

           重度のカリウム不足になると、
           不整脈を起こす場合もあり、危険。

 

 マグネシウム  : カルシウムやリンと共に骨を形成する。
           神経系の安定を図ったり、血圧の維持
           酵素の働きを助ける、などの役割を担う。

           不足すると骨に蓄えられたマグネシウムが
           放出され、

 

 リン      : カルシウムやマグネシウムと共に骨を形成する。
           糖質の代謝を促し、エネルギーを作り出す
           補酵素の役割をする。

           リンが不足することは稀で、過剰摂取に
           気を付けたほうが良い、とされている。

           長期間過剰摂取を続けると、骨量・骨密度が
           低下する可能性があるといわれている。

 

 

・食物繊維
 

 酒粕主体の甘酒ほどではありませんが
 食物繊維も含まれています。
 (米麹100g中 1.4g)
 

 腸内細菌のエサとなるオリゴ糖との相乗効果で、
 より一層の腸内環境改善効果が期待できます。

 

 

米麹甘酒の中の酵素やビタミン類は、
高温で壊れてしまうので、

市販の高温処理を施した米麹甘酒には
酵素の効果は期待できません。

 

なので、酵素効果が目的なら、手作りが一番です!
 

米麹甘酒の作り方はこちらの記事をご覧ください!
      ↓      ↓
甘酒の作り方 米麹で簡単に!炊飯器やヨーグルトメーカーでお手軽手作り

 

 

米麹甘酒は、砂糖を使用しないので、
よりヘルシーでダイエット向きです。

 

それに、酒粕甘酒と違い、
アルコールが含まれていないので、

誰でも安心して飲むことができます^^

 

 

甘酒の飲み方 1日に飲む量と効果的な飲み方


 

さて、健康に、美容にと、
大活躍してくれそうな甘酒ですが、

1日に飲む量ってどれくらいが
適量なんでしょうか?

 

甘酒は糖分が高いので、

健康に良いからと言って、
飲み過ぎてしまっては逆効果です。

 

あまり度が過ぎると、肥満や糖尿病などの疾患を
引き起こしかねません。

 

カロリーも、100gあたり約80kcalなので、

100mlか、多くても200ml程度

にすれば問題ないでしょう。

 

飲むタイミングは、
一番エネルギーとして消費されやすい

朝に飲むのが効果的な飲み方

と言えるでしょう。

 

米麹甘酒なら、ぶどう糖が豊富なので、
活動エネルギーになりやすく、

脳の栄養にもなるためシャキッと目が覚めて
一石二鳥ですよ!

 

朝食ならスムージーに混ぜるのもいいですね^^

 

自家製の甘酒なら、酵素の働きが期待できるので、
食後に少量飲むのもおすすめです!

 

酵素の働きで、消化吸収を良くしてくれます^^

 

 

まとめ

 

甘酒って、冬の寒い時期に
あったかいものを飲んで体を温める、
というイメージがありますが、

昔(江戸時代ごろ)は、
夏によく飲まれていたようです。

 

”飲む点滴”と言われるように、
栄養豊富で即効性があるので

夏バテの滋養強壮剤のように
飲まれていたんですね^^

 

せっかくの美容・健康効果なのに
冬だけじゃもったいない!
 

是非、年中生活に取り入れてみてくださいね!

 

 

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