サジー(シーバックソーン)が少し前から人気ですね!
サジーとは何か?その栄養成分や、どんな効果・効能があるか
など、サジー(シーバックソーン)についてまとめました。
サジー(シーバックソーン)とは?
サジーとは、ユーラシア大陸原産のグミ科の植物で、
別名” シーバックソーン ”や” シーベリー ”、
” チャチャル(チャチャルガン) ”などとも呼ばれています。
砂漠や乾燥地帯などの、非常に厳しい環境でも
生育することができる、生命力が強い植物です。
サジーは雌雄異株の樹木で、成木になると
10m以上にまで成長するものもあります。
枝には鋭い棘(トゲ)があるからなのか、
漢字で” 沙棘(サージ:中国語) ”と書きます。
日本では自生はしておらず、
北海道で少しだけ栽培されているようです。
根を水平にしっかり張り巡らせる性質を持つので、
砂丘を安定させる効果があり、
痩せた過酷な大地でも良く育つので、
砂漠化の進行を食い止める役割も期待されています。
秋に1cm前後の、赤やオレンジ、黄色の丸い実を付けます。
種は黒褐色(黒みがかった茶色)で、ゴマより若干大きく、
オイルを抽出して、飲用や化粧品などに利用 されたりもしています。
サジーオイルについては
シーバックソーン(ヒッポファエ・サジー)オイルの効果・効能
をご覧ください^^(クリックすると該当箇所に飛びます)
サジーの栄養成分と効果・効能
サジーには 各種ビタミン類やミネラル、必須アミノ酸 など、
200種類以上の栄養成分がバランスよく含まれています。
ビタミンなどの栄養成分は、単体で摂るよりも
複数一緒に摂るほうが相乗効果が生まれるので、
より効果的だと言えます。
代表的な栄養成分は、
ビタミンA
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE
鉄
カリウム
亜鉛
アミノ酸(必須アミノ酸 全9種類すべて含む)
ポリフェノール
カロテノイド
リンゴ酸
etc…
鉄分と、その吸収を高めてくれるビタミンCが一緒に含まれているので
貧血症状の改善 に期待が持てます。
そして、 必須アミノ酸9種類全部を含む 食品は稀なので、
そういった意味でも貴重な存在ですね。
※必須アミノ酸は体内で合成できません。
(外から摂り入れることが”必須”のアミノ酸、という意味)
アミノ酸は成長促進や肝機能の改善・向上、身体組織の修復など、
私達の健康にとって、とても重要な役割を果たしています。
また、抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA・C・Eや
ポリフェノール、カロテノイドが含まれていることから、
がん予防 など、 美容と健康への効果・効能が期待できます。
疲労回復効果が期待できるリンゴ酸を摂取できるのも
嬉しいですね^^!
リンゴ酸については、以下の記事をご参照ください^^
↓ ↓
アップルソースとは?栄養と効果・効能 使い方と保存方法
シーバックソーン(ヒッポファエ・サジー)オイルの効果・効能
サジーは種子からオイルが摂れると前述しましたが、
このオイルもなかなか優れモノなんですよ!
果実同様、 抗酸化ビタミンA・C・E や、 パルミトレイン酸
(不飽和脂肪酸の一種)が豊富に含まれています。
抗酸化作用はアンチエイジング、風邪などのウイルス撃退効果、
がん予防などの効果が期待できます。
浸透力が高く、化粧品などにも利用されています。
健康効果としては、 悪玉コレステロールを減少 させ、
高血圧予防 や 動脈硬化予防 なども期待されています。
また、パルミトレイン酸は脳血管に入り込むことができる貴重な存在で、
血管壁をしなやかに丈夫にしてくれる ので、
脳卒中などの脳疾患の予防効果 が期待されています。
パルミトレイン酸といえばマカダミアナッツオイルが有名ですが、
実は、サジーオイルのほうが多く含まれているそうなんです!
マカダミア油17%に対し、シーバックソーン油40%と、
倍以上含まれているんですね!^^
まとめ
サジーには実に様々な効果・効能がありましたね!
ジュースやオイルを飲用したり、化粧品を使用したり、
色々な形で日常生活に役立てていってくださいね!^^