立春という言葉をよく聞きますが、
具体的に説明できるでしょうか?
立春の意味と由来は?
今年・2020年(令和2年)の
立春はいつ?
大寒や小寒など、他の暦との違い、
旧正月との関係
などの疑問にお答えします。
立春とは?意味と由来
立春は、冬至と春分のちょうど中間で、
毎年、だいたい2月4日前後の日になります。
前後というのは、
暦と実際の地球の公転とのあいだに
ズレがあるためです。
(ズレは、うるう年によって調節されています)
今年・2020年(令和2年)の立春は2月4日(火)です。
立春は、二十四節気の第一にあたる期間で、
立春から次の節気の雨水の前日である、
2月18日までの期間を指して、
立春ということもあります。
(雨水(うすい):2020年は2月19日(水))
雨水については、
以下の記事で解説しておりますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
二十四節気 雨水の意味は?日付と由来・行事や旬の食べ物
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
暦の上では春になりますが、
寒さが一番厳しい時期(寒さの底)
にもあたります。
立春と大寒 小寒 春分との違いは?
小寒とは、”寒の入り”をあらわす日のことで、
毎年1月5日頃になります。
二十四節気では、二十三番目にあたり、
次の大寒(1月20日頃)の前日までの期間を
あらわすこともあります。
小寒についてはこちらの記事もご参照ください。
↓ ↓
小寒とは 2020年はいつ?寒中見舞いやことわざについて
大寒とは1年の内で、
寒さが最も厳しくなる時期のことをいい、
毎年1月20日頃です。
二十四節気の最後にあたり、
期間としては立春の前日
(節分:2月3日)までです。
大寒についてはこちらの記事もご参照ください。
↓ ↓
大寒とは 2020年はいつ?
春分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日のことで、
毎年3月21日頃です。(2020年は3月20日(金))
2020年の暦の流れとしては、
小寒(1月6日)→ 大寒(1月20日)→ 立春(2月4日)→
雨水(2月19日)→ 啓蟄(3月5日)→ 春分(3月20日)・・・
と、続いていきます。
立春と旧正月の関係とは
立春は旧正月、といわれますが、
正確には、雨水(2020年は2月19日)の
直前の朔(新月)の日が旧正月にあたり、
1月21日頃から2月19日頃までのあいだで、
毎年変わります。
ちなみに、2020年から2025年までの
旧正月(朔:新月)の日付は、
2020年1月25日 (立春:2月4日)
2021年2月12日 (立春:2月3日)
2022年2月 1日 (立春:2月4日)
2023年1月22日 (立春:2月4日)
2024年2月10日 (立春:2月4日)
2025年1月29日 (立春:2月3日)
と、なります。
このように、立春と朔(新月)が重なるのは
めったにありません。
立春(2月4日頃)までに朔がくる年を新年立春、
(新年を迎えてから立春がくる)
立春後に朔がくる年を年内立春
(新年を迎える前に立春が来る)
といいます。
立春と朔が重なるのは
”朔旦立春:さくたんりっしゅん”
といい、約30年に一度の
とても縁起の良い日とされています。
”朔旦”といえば、2014年の冬至(2014年12月22日)が
朔旦冬至でしたね!
この日も非常におめでたい日とされています。
朔旦冬至については、こちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
朔旦冬至とは?2014年は19年に一度の特別な冬至です
1954年と1992年が朔旦立春だったそうで、
次は2038年になりそう、との事。
約30年周期から、えらくズレてますが・・・
まとめ
最近では、暦のことなど、
知っている人や、話題にする人は
少ないと思います。
しかし、日本古来の風習は、
ぜひ、後世に伝えていきたいですね!
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