土用の丑の日に
うなぎを食べるのは有名ですが、
土用の食べ物って、
それだけではなかったんです!
うなぎの他に
どんなものを食べる風習があるのか、
また、その食べ物の意味について
まとめました。
土用の丑の日の由来とうなぎを食べる習慣については
こちらの記事をご参照ください。
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土用の丑の日の由来って?今年・2019年はいつ?
土用の丑の日のうなぎの意味と由来 なぜ?どんな理由があるの?
土用の丑の日の食べ物
夏の土用の丑の日には
”うなぎ”を食べる習慣がありますが、
その他には何かあるんでしょうか?
※土用の丑の日にうなぎを食べる習慣については
こちらの記事をご参照ください。
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土用の丑の日のうなぎの意味と由来 なぜ?どんな理由があるの?
夏の土用の丑の日には、
瓜・梅干し・うどんなど、
”う”のつく食べ物、または”黒い食べ物”を
食べることにより、
冬の気を取り込み、暑気払いをする
という目的があります。
また、五行説において玄武という
丑の方位の守護神が黒と結びついているため、
”黒い物を食べる”と良いという
おまじないだともいわれています。
うなぎの他に土用の食べ物として、
土用餅・土用蜆・土用卵があります。
・土用餅
土用餅とは、土用期間に食べる
餡衣餅(あんころもち)のことで、
餅には”力持ち”小豆は”災厄払い”の意味があり、
これを食べて精をつけ、夏の暑さを乗り切る、
という風習があります。
・土用蜆(しじみ)
海水と淡水が入り混じるところで捕れる
”ヤマトシジミ”という種類の蜆が
夏に旬をむかえ、
旬のものを食べることで精をつけ、
暑い夏を乗り切る風習があります。
実際、しじみはタンパク質やアミノ酸、
ミネラルなど、とても栄養豊富で、
肝臓に良いことでも有名です。
夏は汗でミネラル分が失われやすいので、
蜆でミネラル補給するのは
理にかなっていますよね!
昔の人は細かい栄養素のことは
わからなくても、
体に良いことは
本能的にわかっていたんでしょうね。
・土用卵
土用卵とは、
土用の期間に産み落とされた卵のことで、
この時期の卵は特に精が付くんだそうです。
まとめ
”土用=季節の変わり目”なので、
体調や精神的にも
不安定になりやすい時期です。
土用の食べ物は、この時期に
滋養のあるものを食べることによって、
辛い時期を乗り切ろう、という
先人の知恵だったのかもしれませんね。
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