”小寒”ってご存知ですか?
大寒はよく聞くけれど、
小寒ってあまり
話題にならないような気がします。
そこで、二十四節気・小寒について
どういう意味があるのか、など
解説していきたいと思います。
大寒や寒中見舞いとの関係、
小寒のことわざについても
ご紹介します。
小寒とは?どんな日のことをいうの?
小寒とは、これから寒さが厳しくなる頃、
いわゆる”寒の入り”をあらわす日のことで、
新暦(グレゴリオ暦)において、
毎年1月5日頃になります。
読み方は”しょうかん”です。
今年、2020年は、1月6日(月)が小寒です。
小寒から節分までを”寒(かん)”あるいは
”寒の内(かんのうち)”
”寒中(かんちゅう)”といい、
暦の上で、一年で最も寒い時期になります。
二十四節気では、
立春から数えて二十三番目にあたり、
次の大寒までの期間を
あらわすこともあります。
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
今年の大寒は1月20日(月)なので、
その前日の1月19日(日)までが
小寒の期間にあたります。
寒中見舞いは小寒から?
寒中見舞いは、小寒から立春頃まで、
つまり、今年でいうと1月6日から2月4日頃までに
先方に届くように出します。
一般的には松の内(1月1日~1月7日)
※地方によって違いがあります
までは年賀状、
松の内が明ければ
寒中見舞いに切り替える人が多いですね!
寒中見舞いについてはこちらの記事もご参照ください。
↓ ↓
寒中見舞いとは?はがきを出す時期とマナー・文例
小寒のことわざ
小寒のことわざに
”小寒の氷大寒に解く”
(しょうかんのこおり だいかんにとく)
というのがあります。
これは、本来、小寒よりも大寒の方が
寒さが厳しいはずなのに、
大寒の方が、かえって
暖かくなることもある、という意味で、
”物事は必ず順序通りに運ぶわけではない”
ということを表しています。
今では、こういうことわざを使うことも
少なくなってきたように思いますが、
今も昔も、物事がままならないのは
世の常、といったところなんでしょうか・・・
小寒のころの旬の食べ物やイベントは?
小寒のころの旬の食べ物は
くわい
ゴボウ
小松菜
春菊
大根
ほうれんそう
あんこう
たら
ふぐ
ブリ
甘エビ
帆立
などがあります。
植物は、
水仙
椿
山茶花
シクラメン
ロウバイ
などが盛りです。
小寒のころのイベントや行事は
大善寺玉垂宮の鬼夜 2020年1月7日(火)
福岡県久留米市 大善寺玉垂宮
白馬神事 2020年1月7日(火)
大阪市 住吉大社
十日えびす 毎年1月10日前後
主に関西の戎神社
いせさき初市 2020年1月11日(土)
群馬県 伊勢崎市
ややまつり 2020年1月12日(日)
山形県庄内町 千河原八幡神社
などがあり、その他、
正月のお飾りなどをお焚き上げする
”とんど祭り(とんど焼き)”が
各地で行われます。
まとめ
寒中見舞いは、
喪中はがきが間に合わなかった時や、
先方が喪中と知らずに
年賀状を出してしまったときの
お詫びとして用いたり、
何かと便利な(!?)側面もありますね!
今では小寒や寒中見舞いなどは、
あまり耳慣れない言葉に
なってしまったかもしれませんが、
日本古来の風習として、
これから先、後の世代にも
伝えていきたいですね!
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