ニュースや新聞などで、
啓蟄(けいちつ)
という言葉を見聞きしますが、
啓蟄って何なのでしょうか?
どういう意味があるのか
今年・2020年の啓蟄の日はいつか
旬の食べ物はどんなものがあるのか
雛人形との関係は?
など…
啓蟄の日についての疑問にお答えします。
啓蟄とは?今年・2020年はいつ?
啓蟄とは、二十四節気の三番目で、
”啓”は”開く”という意味で、
”蟄”は”土中に閉じこもる”という意味があり、
読み方は”啓蟄(けいちつ)”です。
※ちなみに、二十四節気で、
啓蟄の前(二番目)は”雨水”
後(四番目)は”春分”です
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたものです。
雨水と春分については、
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
二十四節気 雨水の意味は?日付と由来・行事や旬の食べ物
春になって大地が温まり、
冬眠していた虫やカエル、蛇などが
地表に這い出てくる日、
とされています。
そして、立春を過ぎてから初めての雷を
”虫だしの雷”といい、
この雷の音が、虫が出てくる合図になっている、
という説もあります。
また、虫が出てくる日に因んで、
”こもはずし”が
恒例行事となっているところもあります。
”こも”とは、
藁を編んで作ったむしろのことで、
害虫を駆除するために、
冬の間、樹木に巻き付け、
虫の寝床にするためのものです。
大きな日本庭園などで、
よく見られますよね!
でも、暦の上では春といっても、
まだまだ気温は低いので、
一斉に這い出す、
というわけにはいきませんね・・・
啓蟄は、お彼岸のように、
一定の期間を指して言うのではなく、
太陽黄経が345度になる1日のみで、
年ごとに微妙に日付が変わり、
毎年だいたい3月6日頃になります。
今年・2020年の日にちは3月5日(木)です。
お彼岸については、
以下の記事もご参照ください。
↓ ↓
お彼岸とは 意味と起源・由来 期間はいつからいつまで?することは?
啓蟄の食べ物、旬の食材
啓蟄の時期に旬を迎える食材は、
菜の花、明日葉、蕗の薹、玉ねぎ、みつば、わらび
さより、さわら、しらす、鯛
はまぐり、青柳、あさり、飯蛸 etc…
わらびや蕗の薹(ふきのとう)などの山菜が
旬を迎えるんですね。
また、菜の花や明日葉など、
ちょっとほろ苦い野菜も旬を迎えます。
この季節独特の、ほろ苦い系の野菜は
デトックス効果もあるので、
積極的に食べたいですね!
雛人形は雨水に出して啓蟄にしまう?
雛人形は、立春
(二十四節気の一番目、今年・2020年は2月4日)
から、雨水
(二十四節気の二番目で啓蟄の前、2020年は2月19日)
までに飾ると良縁に恵まれる、
と言われています。
そして、啓蟄の日に片付けると良い、
とも言われています。
しかし、どれも
明確な決まりや意味などは無く、
大体の目安にすれば、飾り忘れや、
特に、しまい忘れが無くなるので
良いと思います。
その日付前後の天気の良い日に、
飾ったり仕舞ったりするのが
良いのではないでしょうか。
雛人形については、
以下の記事もご参照ください。
↓ ↓
雛人形の意味と由来、歴史について 選び方・飾り方のポイント
まとめ
二十四節気は、
カレンダーや手帳などにも、
以前はよく表示されていましたが
最近ではほんとに
見かけなくなりましたね・・・
現在では日本古来の暦・
行事などを知っている人も、
少なくなってきたと思います。
しかし、日本の文化や
それを感じる感覚は、
子供や孫たちにも
伝えていきたいですね!
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