カレンダーに小満と、書いてありますが、
意味はご存知でしょうか?
二十四節気の一つなんですが、
今一つ馴染みがありませんよね・・・
小満とはどういう意味がある?
旬の食材や行事は?
など、小満についていろいろまとめました。
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
小満とは?意味と由来、2015年の日にちと語源
小満とは、二十四節気の第八で、
毎年5月21日ごろです。
小満の日を含む新月から次の新月までの間が
旧暦の四月にあたります。
太陽黄経が60度のときで、
天文学上ではその瞬間を”小満”とし、
暦の上ではそれが起こる日を指します。
次の節気である”芒種(ぼうしゅ)”の前日である、
6月6日(2015年の場合)までの期間を
表すこともあります。
読み方は”小満(しょうまん)”です。
(”こまん”じゃないですよ^^;)
今年(2015年)は5月21日です。
語源は、”麦の穂が実り、少し満ちてきた”
これが本来の意味でしたが、
「歴便覧」には、
”万物 盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る”
と記されていて、
盈満(えいまん)とは、物事が満ち溢れる、という
意味なので、生命が満ち溢れんばかりに躍動する時期だと、
少し解釈が変わってきました。
※暦便覧とは、天明7年(1787年・江戸時代)に
江戸で出版された暦の解説書。
著者は太玄斎(たいげんさい)。
小満と他の二十四節気・七十二候との関係
小満は”立夏(りっか)”の後、”芒種(ぼうしゅ)”の前で、
二十四節気の第一である立春からの順番は、
立春 ⇒ 雨水 ⇒ 啓蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨 ⇒
立夏 ⇒ 小満 ⇒ 芒種・・・
と続いていきます。
七十二候は
初候 第二十二候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
孵化した蚕が桑を食べ始める時期
次候 第二十三候 紅花栄(べにばなさかう)
紅花が盛んに咲く時期
末候 第二十四候 麦秋至(むぎのときいたる)
麦が実る時期
かつては盛んだった養蚕や麦の栽培ですが、今では
すっかり影をひそめてしまいましたね・・・
※七十二候とは、二十四節気を3つ(約5日間ずつ)
に分けた期間で、気象や生き物・植物などの変化を
知らせる短文によって表されている。
小満の旬の食材、行事など
小満の頃に旬を迎える食べ物は
・明日葉
・アスパラガス
・グリーンピース
・さやえんどう
・山椒
・じゃがいも
・ぜんまい
・空豆
・にんにく
・夏みかん
・鯵(あじ)
・いさき
・鰹
・きびなご
・めばる
・甲イカ
・ウニ
・さざえ
・とりがい
・真ダコ etc…
植物では、
・バラ
・梅花藻(ばいかも)
・花菖蒲
・百合
などの花が盛りを迎えます。
小満の頃の行事や祭は、
・衣替え(6月1日・旧暦では4月1日)
・さっぽろライラックまつり
・横浜開港祭
などがあります。
まとめ
二十四節気は旧暦のもので、
新暦に変わった後、
日付だけ無理やり当てはめているので、
旬の食材や花など、実際とは、
少しズレがありますね・・・
まあ、1か月ほど季節を先取りしていると思って、
活用したらいいんでしょうか^^;