立秋という言葉は
聞いたことがある人が多いと思いますが、
詳しく説明できるでしょうか?
今年はいつ?
意味は?
読み方は?
いつからいつまでが立秋の期間?
秋分とどう違うの?
風水財布ってよく聞くけど、立秋との関係は?
など、立秋とはどういうものか、
まとめました。
立秋今年はいつ?読み方や意味、期間などの定義
立秋とは、暦便覧に
”初めて秋の気立つがゆへなれば也”
と、記されているように、
初めて秋の気配が漂うころ、
ということなんですが・・・
猛暑の盛りで、
とても涼しくなる気配すら感じませんよね^^;
実際、暦の上では立秋の日が
暑さの頂点になります。
この日を境に
暑中見舞いから残暑見舞い
に変わるんですが、
やっぱりちょっとずれてる感じがします・・・
さて、立秋とは、二十四節気の第十三で、
毎年8月7日ごろです。
旧暦では6月下旬~7月上旬です。
太陽黄経が135度のときで、
天文学上ではその瞬間を”立秋”とし、
暦の上では”立秋”の瞬間を含む日を指します。
次の節気である”処暑”の
(しょしょ:2019年は8月23日)
前日である、8月22日までの期間を
表すこともあります。
※2019年の場合。
年によっては日付が若干異なる場合があります。
処暑については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
処暑とは?意味と2019年の日にち、食べ物・行事と二十四節気
読み方は”立秋(りっしゅう)”で、
今年・2019年は8月8日(木)です。
立秋の日になっても
梅雨明けが見られない場合は
梅雨明け宣言はされず、
特に東北地方などでは
”梅雨明けなし”となることもあるようです。
暦の上では秋だといっても、
本当に暑いですよね^^;
これは、実際の季節の体感などによって
立秋が定められているのではなく、
日の長さ(日照時間)によって決められている
(というか、当てはめられている)から
実際の感覚とは、ずれがあるんですね。
(立秋だけでなく、他の節気も同じです)
立秋と秋分の違い 二十四節気・七十二候との関係
立秋と秋分
両者とも”秋”が入っていますが、
違いは何なのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、
・立秋とは”秋の始まりの日”のこと
・秋分とは”秋の真ん中の日”のこと
秋分については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
秋分の日を子供に説明しよう!意味や由来を解りやすく説明します!
二十四節気の
立春・立夏・立秋・立冬を合わせて
”四立(しりゅう)”といい、
それぞれが”季節の変わり目”
とされています。
一方、春分・秋分を”二分”といい、
ともに春・秋という季節を分ける、
という意味があります。
春分については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
春分の日と秋分の日は祝日なのに夏至と冬至はなぜ平日?
立春・立夏・立冬については、
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
立春はいつ 2020年は?意味と由来・大寒 小寒 他の暦との違いと旧正月
立夏とは?意味と由来、2019年はいつ?食べ物と行事、二十四節気
立冬とは?2019年の日付と意味・由来、食べ物と行事、二十四節気
黄道(太陽の通り道)を
夏至・冬至(二至)・春分・秋分(二分)
を合わせた、”二至二分”で4分割し、
それぞれの中間点に
立春・立夏・立秋・立冬の”四立”を配し、
この八つを”八節”とします。
そして、一つ一つの”節”を三等分したものが
”二十四節気”となります。
(八節を三等分=8×3=24節気)
さらに、一つの節気を三等分し、
それぞれの時候を表したものが
”七十二候”となります。
(二十四節気を三等分=24×3=72候)
※時候とは、四季折々のの気候や陽気のこと
立秋は”大暑(たいしょ)”の後、
”処暑(しょしょ)”の前で、
二十四節気の第一である立春からの順番は、
立春 ⇒ 雨水 ⇒ 啓蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨 ⇒ 立夏 ⇒
小満 ⇒ 芒種 ⇒ 夏至 ⇒ 小暑 ⇒ 大暑 ⇒ 立秋 ⇒ 処暑・・・
と続いていきます。
大暑については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
大暑とは?2019年はいつ?意味と由来、食べ物・行事・二十四節気
七十二候は
初候 第三十七候 涼風至(すずかぜいたる)
涼しい風が吹き始める時期
次候 第三十八候 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
蜩(ひぐらし)が鳴き始める時期
末候 第三十九候 蒙霧升降(ふかききりまとう)
深い霧が立ち込める時期
風水財布と立秋の関係
風水において、
財布の購入と使い始めは春が良い、
といわれていますが、
立秋の頃はダメなんでしょうか?
財布を買う時期は、春か秋が良いようで、
春は立春(2月4日頃)から桃の節句(3月3日頃)まで
(暦の上での春ですね!)
立春は物事の始まりの時期です。
物事が新しく芽生え、発展する時期なので、
金運アップに最適だという考え方なんですね!
また、この時期の財布は
春財布=張る財布という語呂合わせで、
金運に恵まれる、といわれています。
春財布については、
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
立春に縁起をかつぐ!財布の使い始めに良い日?するといいこととは?
秋は秋分(9月23日頃)から鎮魂祭(11月24日)まで
秋財布は”空き財布”との語呂合わせから、
避ける人も多いそうなんですが、
秋の財布は風水では”実り財布”といって
縁起が良いんだそうです。
一年で最も実り多い時期なので、
金運の実り=お金が増える、
ということなんだそうです。
ということで、風水財布に関係するのは
”立秋”ではなく”秋分”のほうです。
両方とも”秋”という文字が入っているけれど、
意味が違うのは上記の章で述べたとおりです。
財布の使い始めに良い日は
・新月から満月に向かう時
・天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
・寅の日
・一粒万倍日
・大安 etc…
などが良いようです。
まとめ
立秋と秋分・・・
同じ秋という言葉が入っているので
間違えやすいですね。
でも、意味を知ってしまえば
勘違いはしなくなると思います。
まだまだ気温が高く、暑い日が続きます。
熱中症を防ぐためにも
暑気払いが必要ですね!
また、お盆が過ぎて、涼しくなると
夏バテの症状が出やすくなるので、
気をつけてお過ごしくださいね!