二十四節気の一つに
”寒露(かんろ)”があります。
今年・2019年の寒露はいつなのか?
寒露の意味や由来
その頃に旬をむかえる食べ物、
その時期の行事や祭り
などについてまとめました。
寒露とは?今年・2019年はいつ?意味と由来とは
寒露とは”冷たい露”という意味で、
暦便覧では
「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすればなり」
と記されています。
白露の頃にキラキラと輝いて見えた露も、
寒々と眺められるようになった、
という意味です。
※暦便覧とは、天明7年(1787年・江戸時代)に
江戸で出版された暦の解説書。
著者は太玄斎(たいげんさい)。
寒露は、二十四節気の第十七で、
毎年10月8日ごろです。
旧暦では8月下旬~9月上旬です。
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
太陽黄経が195度のときで、
天文学上ではその瞬間を”寒露”といい、
暦の上では寒露が起こる瞬間を
含む日を指します。
次の節気である”霜降”の
(そうこう:2019年は10月24日)
前日である、10月23日までの期間を
表すこともあります。
※上記は2019年の場合。
日付は年により、
若干の違いが生じる場合があります。
霜降については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
霜降とは?意味と読み方、日付と行事・食べ物、二十四節気
読み方は”寒露(かんろ)”で、
今年・2019年は10月8日(火)です。
寒露の食べ物・旬の食材、行事など
寒露の頃の旬の食べ物は
・えのき
・蕪
・かぼちゃ
・銀杏
・さつまいも
・里芋
・山椒
・椎茸
・シメジ
・じゃがいも
・なめこ
・人参
・舞茸
・松茸
・柿
・かりん
・栗
・鮭
・秋刀魚
・太刀魚
・いくら
・毛蟹 etc…
秋真っ盛りなので、
旬をむかえるきのこ類が多いですね!
植物では、
・金木犀
・菊
・コスモス
・金蓮花
・鶏頭
・百日紅
・水連
・ゼラニウム
・ダリア
・バラ
・マリーゴールド
などの花が咲きます。
寒露の頃の行事や祭りは、
・二本松提灯祭り 毎年10月第1土、日、月曜日
・B-1グランプリ 2019年11月23日(土)24日(日)
今年は兵庫県明石市で開催
・土浦全国花火競技大会
毎年10月第一土曜日
・こうのす花火大会 毎年9月下旬~10月上旬ごろ
・掛川祭 毎年10月上旬
・秋の高山祭 毎年10月9日・10日
・大津祭 山建て 2019年10月6日(日)
宵宮 2019年10月12日(土)
本祭 2019年10月13日(日)
・鹿の角切り 2019年10月12日(土)~10月14日(月)
・萩・竹灯路物語 毎年10月上旬ごろ
・西条まつり 毎年10月上・中旬ごろ
・長崎くんち 毎年10月7日~9日
などがあります。
寒露と他の二十四節気・七十二候との関係
寒露は”秋分(しゅうぶん)”の後、
”霜降(そうこう)”の前で、
二十四節気の第一である立春からの順番は、
立春 ⇒ 雨水 ⇒ 啓蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨 ⇒
立夏 ⇒ 小満 ⇒ 芒種 ⇒ 夏至 ⇒ 小暑 ⇒ 大暑 ⇒
立秋 ⇒ 処暑 ⇒ 白露 ⇒ 秋分 ⇒ 寒露 ⇒ 霜降・・・
と続いていきます。
秋分については、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
秋分の日を子供に説明しよう!意味や由来を解りやすく説明します!
七十二候は
初候 第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)
雁が北の国から渡ってくる時期
次候 第五十候 菊花開(きくのはなひらく)
菊の花が咲き始める時期
末候 第五十一候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
秋の虫が戸口で鳴く時期
※七十二候とは、二十四節気を3つ(約5日間ずつ)
に分けた期間で、気象や生き物・植物などの変化を
知らせる短文によって表されている。
まとめ
この頃は、暑くもなく寒くもなく、
とても過ごしやすい時期ですね。
秋の虫の音や渡り鳥飛来など、
秋がだんだん深まってくる
趣深い季節です。
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