清明ってご存知ですか?
二十四節気の一つで、
4月初めの、
ちょうど
お花見シーズンを迎えるころ
にあたります。
明るく清々しい時期である
”清明”の意味と読み方、
日にちなど、
清明についてくわしく
解説していきたいと思います。
※二十四節気とは、1太陽年(1年)を
24分割し、それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
清明とは?意味と読み方、2020年の日にちは?
清明とは、二十四節気の第五、
春分の次にあたります。
読み方は”清明(せいめい)”
万物が清々しく明るく美しい、
という意味である
”清浄明潔(しょうじょうめいけつ)”
の略だと言われています。
春分については、
以下の記事もご参照ください。
↓ ↓
春分の日と秋分の日は祝日なのに夏至と冬至はなぜ平日?
芽吹いた草木が、
その名前が判るくらいに成長し、
全ての生命が
いきいきと活動し始める時期です。
太陽黄経が15度の時で、毎年4月5日頃。
天文学上ではその瞬間を清明といいます。
今年・2020年は4月4日(土)です。
清明の日から、次の節気である
穀雨の前日までの期間を
”清明”ということもあります。
※今年・2020年の穀雨は4月19日(日)です。
穀雨については、
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
穀雨とは?意味と由来、今年 2020年はいつ?二十四節気・七十二候
清明と他の二十四節気・七十二候との関係
清明の前の節気は春分、
後の節気は穀雨です。
二十四節気の第一である立春からの順番は、
立春 ⇒ 雨水 ⇒ 啓蟄 ⇒ 春分 ⇒ 清明 ⇒ 穀雨
⇒ 立夏 ⇒ 小満 ⇒ 芒種 ⇒ 夏至・・・
と続いていきます。
清明の時期の七十二候は
空に関する話題が多いです。
第十三候・・・玄鳥至(つばめきたる)
燕が渡ってくる時期、4月5日~9日ごろ
第十四候・・・鴻雁北(こうがんかえる)
雁が北へ帰る時期 4月10日~14日ごろ
第十五候・・・虹始見(にじはじめてあらわる)
虹が空に現れはじめる時期 4月15日~19日ごろ
※七十二候とは、二十四節気を3つ(約5日間ずつ)
に分けた期間で、気象や生き物・植物などの変化を
知らせる短文によって表されている。
清明の食べ物、旬の食材
沖縄では”清明祭:シーミー”といって、
お墓参りをして墓の掃除をし、
墓前に集まった親族が楽しく食事をする、
という習慣があるそうです。
これは中国の”清明節”に
由来するといわれていて、
盆と正月に並ぶくらい
盛大な行事なんだそうです。
その時に食べるのが、餅や昆布巻き、
豚肉料理、ごぼう、まんじゅう、
果物などです。
清明の頃に旬を迎える食材は、
・明日葉
・アスパラガス
・かぶ
・ごぼう
・さやえんどう
・しいたけ
・ぜんまい
・そらまめ
・たらのめ
・ふき
・みつば
・わらび
・いちご
・さより
・さわら
・しらす
・たい
・あさり
・ほたるいか etc…
などがあります。
まとめ
清明は、春分や夏至など、
他の節気ほど有名ではありませんが、
その意味は字のごとく、
実に清々しくて明るい気持ちに
させてくれますね!
今年は、清明のことを心に留めて、
お花見を楽しむのも
良いかもしれませんね!
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