春分の日と秋分の日は祝日なのに
夏至と冬至はなぜ
平日なんでしょうか?
そもそも、
春分の日・秋分の日・夏至・冬至
とは、どういう日なのか?
それぞれの意味や
決め方などを解説します。
春分の日と秋分の日 夏至 冬至はどういう日?
春分の日とは、
春分が起こる日のことであり、
毎年、3月20日か21日で、
昼と夜の長さがほぼ同じになります。
上記の”春分が起こる日”の”春分”とは、
二十四節気の第四、太陽が春分点を
通過する瞬間のことです。
※春分点・・・春分点とは、
黄道(太陽の通り道)と
天の赤道(地球の赤道を天空に延長したもの)
が交わる2つの点のうち、
太陽が南から北へと横切るときの点をいう。
※二十四節気とは、
1太陽年(1年)を24分割し、
それぞれの分割点に当たる日に
その時点の季節を表す名前を付けたもの。
秋分の日は春分の日の真逆にあたり、
毎年9月23日頃。
昼と夜の長さがほぼ同じになるのは
春分と同じです。
秋分の日は秋分が起こる日で、
秋分は二十四節気の第十六、
太陽が秋分点を通過する瞬間をいいます。
秋分点は春分点の反対側
(太陽が北から南へ横切るときの点)です。
春分の日と秋分の日はお彼岸の中日で、
日数は、中日の前後3日ずつを合わせた
7日間がお彼岸の期間です。
2020年の春のお彼岸は、
3月17日(火) 彼岸の入り
3月20日(金) 春分の日(彼岸の中日)
3月23日(月) 彼岸明け
2020年の秋のお彼岸は
9月19日(土) 彼岸の入り
9月22日(火) 秋分の日(彼岸の中日)
9月25日(金) 彼岸明け
となります。
お彼岸については
以下の記事も併せてご覧ください。
↓ ↓
お彼岸とは 意味と起源・由来 期間はいつからいつまで?することは?
夏至は二十四節気の第十、
一年で最も昼が長く、
天文学上では太陽黄経が
90度になる瞬間を”夏至”
それを含む日を
”夏至日(げしび)”といいます。
毎年6月21日か22日頃で、
2020年は6月21日(日)です。
夏至については、よろしければ
以下の記事もご参照ください。
↓ ↓
夏至の食べ物って何がある?関東・関西その他各地の食事の習慣
冬至は二十四節気の第二十二、
一年で最も夜が長く、
天文学上では、太陽黄経が
270度になる瞬間を”冬至”
それを含む日を
”冬至日(とうじび)”といいます。
冬至については、
こちらの記事もご参照ください。
↓ ↓
冬至とは?2019年はいつ?意味と読み方、行事と食べ物、二十四節気
毎年12月21日か22日頃で、
2019年は12月22日(日)
2020年は12月21日(月)です。
春分の日と秋分の日は祝日なのに夏至と冬至はなぜ平日?
春分の日は、1947年(昭和22年)までは、
春季皇霊祭(歴代天皇・皇后・皇族方の御霊を祭る儀式)
という名称の休日でしたが、
1948年(昭和23年)に公布・施行された
”祝日法”によって、春分の日は、
”自然をたたえ、生物をいつくしむ”
ことを趣旨とする国民の祝日に変わりました。
同じように、秋分の日は秋季皇霊祭から
”祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ”
ことを趣旨とする国民の祝日に変わりました。
春分の日と秋分の日が祝日なのは、
春季皇霊祭と秋季皇霊祭の流れを
汲むものだからです。
もともとは皇霊祭だったので、
お彼岸にお墓参りや法要を営むことに
意味があるんですね。
皇霊祭は春と秋の年2回で、
夏と冬はありません。
なので、夏至と冬至は
祝日に制定されませんでした。
春分の日と秋分の日の決め方は?
天文学上の春分日や秋分日の日付は、
地球の運行状態などが変わらなければ、
たいていは3月20日か21日頃になりますが、
祝日の決め方は、国立天文台の
”暦象年表”に基づいて閣議決定されたのち、
歴要項として前年2月の官報で
発表されます。
これまでのところ、天文学上の計算によって
算出された”春分日”と
国民の祝日である”春分の日”が
ずれたことはないそうです。
まとめ
簡単に春分の日・秋分の日・
夏至・冬至の解説をしましたが、
ちょっとややこしかったですね^^;
だいたいこういう日なんだ~と、
解釈して頂ければ、と思います。
何かあった時、
ご参考にしていただければ幸いです!
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