アーモンドの花って見たことがありますか?
桜にそっくりな、とてもかわいい花を
咲かせるんですよ。
あまりにそっくりで、どっちがどっちか
判らなくなりそうなんですが、
ちゃんと見分け方があるんです!
これを知っておくと、
簡単に見分けがつくようになりますよ^^
あと、育て方や剪定の方法など、
アーモンドの木と花について
解説していきます。
アーモンドの花と桜の違い 見分け方は?
上の写真がアーモンドの花です。
で、次が桜の花です。
アーモンドの花と桜はとてもよく似ていますよね!
遠目に見たら、ほとんど区別がつかないくらいです。
アーモンドと桜はともにバラ科の植物なんです。
だから花が良く似ているんですね。
それで、どうやって見分けるか、というと、
見るところは花ではなくて、
↓ここを見てください!(クリックで拡大します)
桜の花の写真なんですが、
木と花の間に茎みたいなのがありますよね?
これは、花柄(かへい)または 花梗(かこう)といい、
花や実を支えるための茎なんです。
さくらんぼの軸の部分ですね!
アーモンドにはこれが無い、というか、
めちゃ短い!んです^^
梅や桃もこういう花の付け方をします。
一番わかりやすい見分け方はここですね。
花がぶら下がったように咲いていたら桜
木から直接咲いているような形ならアーモンド
遠目ではちょっと判りにくいですね^^;
アーモンドの育て方と剪定の方法
アーモンドの苗は6~10号くらいの鉢に
水はけの良い果樹用土などに植えてください。
その後、2~3年毎くらいに植え替えをするんですが、
大きくしたい場合は一回り大きな鉢に、
大きくしたくない場合は根を1/3くらい切り詰めて
そのまま元の鉢に植えてください。
※アーモンドの樹高は約5mになります
アーモンドは湿気を嫌うので、
乾燥気味に育てたほうが良いようです。
特に、鉢植えなどは、水やりしすぎると
すぐに根腐れを起こしてしまいます。
地植えでも、水はけが良く、
風通しの良い場所に植えるようにして、
土がカラカラに乾いていたら
水やりをするようにして下さい。
花は3月から4月ごろに咲きます。
花をたくさん咲かせるコツは、
木が50cm~1mくらいの間に主枝の先を切り、
なるべく側枝をたくさん出させること。
その際、通気性と日当たりが悪い所が無いように、
適宜剪定してください。
実は5~7月ごろにかけて育っていき、
8月ごろ収穫できます。
※2本以上を育てて人工受粉させれば
実の付きが良くなります
しかし、台風の影響で落ちてしまったり、
梅雨時の雨で腐ってしまったりなど、
日本で実の収穫はなかなか難しいようです。
実が順調に育ち、熟してくれば、
果肉部分が割れてくるので、
そうなったらできるだけ早く収穫してください。
※雨水などでの腐敗や虫食いを防ぐため
果肉をとって、1週間ぐらい陰干しをします。
殻を割ると、中からアーモンドが出てきます。
来年植えるなら殻は割らずにそのまま袋に入れて
冷蔵庫で保管してください。
※カビが生えるので、よく乾燥させてからにしてください
剪定のやり方は、先程花のところでも述べましたが、
・木が50cm~1mくらいの間に主枝の先を切る
・花の後、または年明けごろに、
枝が混みあっているところや内側に向かっている枝、
実が付かなかった枝を切り落とす
あとは、あまりにも窮屈そうだったり、
日が当たらない、などの場合は
様子を見ながら少し剪定しても良いでしょう。
肥料は、花の後と実を収穫した後、
年末年始頃にごく少量を与えます。
アーモンドは肥料負けしやすいので、
有機肥料を極力控えめに与えてください。
あと、苗を買ってきた場合、
接ぎ木をしてあることが多いのですが、
台木が元気すぎて、育ってくることが良くあります。
その場合は、アーモンドの木が
弱ってしまわないように早めに切って、
切り口に癒合剤を塗ってあげて下さい。
アーモンドプードルの作り方 ミキサーやフードプロセッサーで簡単に!
アーモンドプードル 生とローストの違い 皮付きと皮なしの使い分け
アーモンドプードルとアーモンドパウダーの違い カロリーと栄養成分
アーモンドミルクの作り方 ミキサーで簡単手作り 残りかすも再利用!
アーモンドミルクとは?カロリーと栄養成分 効果・効能について
アーモンドオイルとは?効果・効能 スイートアーモンドオイルとの違いと選び方
アーモンド 生とローストでは栄養成分は違う?カロリーと摂取量 1日何粒?
まとめ
アーモンドの花って、
本当に桜とよく似ていますよね!
でも、桜のほうがちょっと儚い感じがするのは
花柄のせいだったのかな~
(個人的感想です!)
アーモンドは乾燥を好む木なので、
日本で実を収穫するのはなかなか難しいようです。
なので、花を観賞するためのもの、
と、思っておいたほうが無難かもしれません。
アーモンドの花はとても見ごたえがあるので、
ぜひ、ご家庭で咲かせて鑑賞してみてください!