海外セレブの間で流行っている
”グルテンフリーダイエット”
はたして痩せるのか、痩せないのか・・・
効果はあるんでしょうか?
グルテンフリーダイエットのメリットと
デメリット、疑問点などをまとめました。
グルテンフリーダイエットは痩せる?痩せない?
グルテンフリーダイエットにおいて、
一番興味があることは、痩せるのか痩せないのか、
ということだと思います。
グルテンフリーダイエットの詳細については
こちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
グルテンフリーダイエットとは?やり方と食べていいもの・いけないもの
しかし、その前に、私はこのダイエット法に対して
ちょっと疑問があります。
まず、
”グルテンには食欲を増進させる麻薬のような中毒性がある”
という点ですが、この根拠は何なのでしょうか?
グルテンの主成分である”グリアジン”という物質が
脳の食欲中枢を刺激し、
さらに麻薬のような中毒性があるので、
食べだすと止まらなくなる・・・
というような記事をあちこちで見かけますが、
本当に全員がそうなのかな?と・・・
今の日本の加工食品の中で、グルテンフリーのものを
見つけるのは難しいですよね?
小麦が中毒になるのなら、日本人の大半が
肥満になっていてもおかしくないんじゃないかと思います。
また、お寺の精進料理には”麩”がよく使われていますが、
お坊さんが全員”食べだしたら止まらなくて困っている”
などということはないと思います。
麩は昔から、肉や魚が食べられない僧侶にとっての
貴重なタンパク源としても知られているので
お坊さんはよく食べていると思うんですが、
私は肥満の僧侶を見たことがありません。
次に、
”小麦は血糖値が上がりやすく、それを下げるために
脂肪を溜め込む作用があるインスリンが
過剰に分泌されるため、太りやすくなるし、
肌の糖化を促進する”
小麦粉でできているパスタは低GI値食品(血糖値が
上がりにくい食品:主食の中で)として有名ですが・・・
一時期”食べても太りにくい”といって
騒がれていましたよね^^;
なので、白米よりはパスタを選ぶようになった、
という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
しかし、グルテンフリーダイエットのやり方では、
パスタよりもずっと血糖値が上昇しやすい白米や
餅などのほうを食べても良い食品にあげられています。
グルテンフリーなので米や餅は良いんでしょうが、
血糖値が上がりやすい、という点からすると、
ちょっと矛盾しているような気がします。
グルテンフリーダイエット提唱者が
「グルテンは、腸内で炎症・消化不良を引き起こす
可能性がある」
とおっしゃっているように、
確かにそういう疾患(セリアック病)をお持ちの方も
いらっしゃるし、現在増えてもいるようです。
なので、セリアック病の方にとっては
グルテンフリーダイエットは必要ですし、
まだセリアック病を発症していなくても、
小麦が合わない人にとっては、実践すれば
体調が良くなる、というメリットはあるでしょう。
また、ダイエットというのは本来、適正体重や
体型を維持するためのもの・食事療法であって、
ダイエット=痩せること ではありません。
肥満の人は痩せる必要があるけれど、やせすぎの
人にとっては体重を増やすことがダイエットです。
自分の適正体重に近づけ、体調を維持するためのもの、
要は健康的になりましょう!ってことです。
なので、グルテンフリーダイエットというのは
”痩せた・痩せない”ということではなく、
健康的になれるかどうか、という観点から見る方が
正しいんじゃないかな、と思います。
グルテンフリーダイエットのメリット・デメリット
グルテンを抜いても、脂肪分たっぷりの食事だと
逆に太るでしょうし、何を食べようが、
摂取カロリー < 消費カロリーにすれば痩せられます。
要は食事の質と量、運動量が問題だと思います。
小麦食品の多くは砂糖やトランス脂肪酸(マーガリンなど)
を多く含むものが多いので(ケーキやクッキーなど)
グルテンフリーダイエットをすると、
そういうものも自然に抑えられるので、
減量という観点では理にかなってますね^^
そして、パスタにせよ、うどんにせよ、
それ単品で済ますことが多くないですか?
もっともっと、と食べ物が欲しくなるのは
満足感がないからではないのか、と思います。
バランスよく、品数も多く、いろんなものを
食べていれば、たとえ小麦を食べていても
満足すると思うんです。
また、食べ慣れていないものに食事を切り替えると、
胃腸が慣れていないので消化に時間がかかり、
より多くエネルギーを消費するというのを聞いたことがあります。
なので、小麦が主食の欧米人や、普段小麦を中心に
食べている人がグルテンフリーダイエットを実践すると
痩せるのかもしれませんが、
米が主食の日本人にとってはどうなんでしょうか?
しかし、実際に体調が良くなった、という口コミも
見かけますので、
そんなに堅苦しく考えずに、一週間とか期間を決めて、
一度試してみるのもいいかもしれませんね^^
結局、何が言いたいのかというと、
グルテンが体に合わない人や、ケーキやクッキーなどのお菓子を
日頃からたくさん食べている人は効果が出るだろうし、
そうでない人はただグルテンを抜くだけでは
あまり変わらないんじゃないか、ということです。
実際に、グルテンが原因で呼吸困難や筋硬直などを訴えていた、
テニスのジョコビッチ選手の言葉です。
”グルテンを14日間だけやめてみて、どういう気分に
なるか試してほしい。そして、15日目にパンを
少しだけ食べて様子を見てほしい。
体が発する声に耳を傾けてほしい。”
小麦(グルテン)が体に合わない人は
体調が良くなるかもしれないので、
試してみて調子が良くなれば
それに越したことはないですからね^^
グルテンフリーダイエットの詳細については
こちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
グルテンフリーダイエットとは?やり方と食べていいもの・いけないもの
まとめ
取り留めもなくだらだらと書いてしまいましたが^^;
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
この記事は、グルテンフリーダイエットを
否定するものでも肯定するものでもありません。
あくまで私見であり、医学的知識など全くない
素人の単純な疑問と感想です。
また、グルテンフリーダイエットを提唱する方や、
機関・業者などを誹謗中傷するものなどでは
決してありません。
御了承ください。