スーパーフード・ゴジベリーが
話題になっていますね。
ゴジベリーとはクコ(枸杞)の実のことで、
よく杏仁豆腐や中華粥にトッピングされている
あの赤い実のことです。
すごく小さい実ですが、
その栄養成分と効果・効能がすごいんです!
今回は、ゴジベリー(クコ(枸杞)の実)
について、詳しくまとめました。
ゴジベリーとは
ゴジベリーは、東アジア原産のナス科の植物・
クコ(枸杞)の実で、別名ウルフベリー・
カラスナンバン・キホウズキとも言います。
その歴史は古く、楊貴妃も愛用していたそうです。
日本には、平安時代に中国から伝えられた
と言われています。
夏から秋にかけて、
1cmほどの薄紫色の花を咲かせます。
花の色はナスそっくりですが、
大きさはナスの花より大分小さいです。
太さ1cmほどの枝に、無数の赤い実を付け、
実がなっている様子はグミの木と少し似ています。
中国では薬膳料理に欠かせない素材で、
中華粥や杏仁豆腐のトッピングにもよく使われているので、
一度は目にしたことがある、という人も多いと思います。
実は、少し甘酸っぱく、
そのまま食べても美味しいです。
日本では干してドライフルーツにしたものが
一般的によく売られています。
実だけでなく、葉や根皮も
漢方薬として重用されています。
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ゴジベリーの栄養成分と効果・効能
ゴジベリーは多くの
カロテノイドを含んでいます。
カロテノイドとは、摂取後、体の中で
必要な分だけビタミンAに変換される栄養素です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ち、
高い抗酸化作用を持ち、
疲れ目や視力低下を防ぐなど、
目の健康を保つ働きがあります。
皮膚のメラニン生成を促進するチロシナーゼ
という酵素の働きを抑制する働きがあるので、
シミ抑制・美白効果が期待できます。
また、ルチンやヘスぺリジンは、
別名ビタミンPとも呼ばれていて、
末梢血管を強くし、血流改善効果があるので、
冷え性やむくみにも効果的です。
ベタインは脂質代謝にかかわるアミノ酸の一種で、
血糖値の急上昇を防ぎ、コレステロール値を下げる働きがあり、
肥満や生活習慣病の予防・改善に役立つといわれています。
その他、ビタミンB群やビタミンC(レモンの8倍!)
ビタミンE及び各種ミネラル類、必須アミノ酸全9種など、
多くの栄養素を含んでいます。
ゴジベリーの強い抗酸化作用は
紫外線による急性的なダメージを軽減させる
として、今注目を浴びています。
大手化粧品会社の実験で明らかになったようで、
化粧品やシャンプーなどいろいろな化粧品に
クコ果実エキスが配合され、販売されていますね。
ゴジベリーには、コラーゲンの損傷を防ぎ、
糖化を防ぐ働きもあるので、体や皮膚の
高いアンチエイジング効果が期待できます。
ゴジベリーの1日摂取量はどれくらい?
ゴジベリーには、明確な1日摂取量の基準は
示されていません。
様々な情報が氾濫していて、1日5~10粒程度、
とするのが多いですね。
楊貴妃は毎日3粒ずつ食べていた、
と言われているので、
そんなにたくさんの量は要らないのかもしれません。
体質は人それぞれなので、
少量ずつから初めて、自分の体に合う量を
探していくしかないですね。
それと、過剰摂取には注意が必要です。
ゴジベリーに含まれる”ベタイン”という栄養素には、
脂質代謝の働きがあると上記で述べましたが、
月経促進作用があり、人工中絶薬にも使われているんです。
実際、生理周期が早まった、
などという声もよく聞きますので、
妊娠中や授乳中の方は
摂取を控えたほうが良いと思います。
ゴジベリーの食べ過ぎによる流産や早産の例は
今のところ報告されていませんが、
何かあってからでは遅いので
妊婦さんは十分注意して下さいね。
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まとめ
ゴジベリー(クコ(枸杞)の実)は、
様々な美容・健康効果があり、
古くから漢方薬として
利用されてきただけのことはありますね!
ゴジベリーを購入するときは、
なるべく無添加・オーガニックのものを
選ぶようにして下さい。
中には、砂糖その他の甘味料で
甘みをプラスしているものもあるので、
健康のために毎日続けるなら、
出来れば避けたほうが良いと思います。
また、黒ずんでいたり、乾燥しすぎているものも
ふるくなっている可能性が高いので
避けたほうが無難だと思います。